エンジニアの評価はまずは技術や現場での経験年数で評価され比較されます。
特に転職やSES・フリーランスで客先常駐の案件に参画するときには年数が最初の評価基準になります。
具体的にはエンジニア系の各技術や参画プロジェクトの経験年数が基準です。
その年数が企業の求める基準をクリアしていれば声がかかり面接や面談で直接話すという流れになります。
早くプロジェクトに参画して技術や職務の経験年数を増やすのは新規参入者にとっては特に大事な要素になります。
人間、今が一番若い
寿命は常に減り続けているので、結果的に今が一番若く、可能性が大きい状態にあります。
新卒以外の人は「もう若くないし止めようかな」と思うこともあるでしょう。
ですが、明日の自分は今日よりも1日分のチャンスが失われています。来年なら1年分のチャンスが減っています。
自分の感覚ではもう若くはないのかもしれませんが、客観的には一番若くチャンスの大きい状態にあります。
エンジニアを目指すこと以外でも何かやりたいなら今すぐ調べて目標を決めて行動を始めたほうが成功率も上がります。
エンジニア就職に必要な学習時間
だいたい500~1000時間と言われています。職種や目標によって変わります。
うまくやれば300時間くらいでも何とかなりそうですが、うまく出来ないのが初学者というものですからこれくらいは致し方ないところでしょう。
もしもメンター/学習サービス/ロードマップなどの質がよければ300時間でもいけるかもしれません。
あとはエンジニアが使う言語やツールは誰か他人が作ったものなので公式ドキュメントの読解力やネット検索力でも学習時間が変わってきます。
読解力や検索力は見落とされがちですが大事なエンジニアスキルです。
エンジニアになったら自己解決が基本だから、まずは自分で調べて解決できるようにあることを目指そう!
でも、どうしてもわからないとか、調べるのに時間がかかりそうなことは先輩に聞いてもいいよ。
周りの人も作業が遅れるなら教えて進めてしまったほうがいいと思ってるはずよ。
資格の学習は時間がかかる
エンジニア就職/転職では先に技術の学習をすべきですが、就職/転職に成功した後は資格取得にチャレンジしてもいいです。
たとえば基本情報処理なら基本だから勉強しなくても取れそうな感じがします。
ですが、一般的には200時間くらい勉強しないと取れないと言われています。
内容は基本なのですが量が多いので時間がかかります。
他の資格もだいたい知識量を問うものが多いので時間がかかります。
キャリアアップに役立つ資格もあるのですが、長時間頑張らないと取れません。
それだけの価値がある資格もあるので欲しい資格があるならガッツリ時間をつぎ込んでチャレンジしていきましょう。
本当にうまくいくのか
その応募で採用されるかどうかは本人の努力とさらに運もあるので何とも言えません。
ビジネスの世界では一度で成功するのは難しいので改善して何度も挑戦を続けるのが成功のカギだと言われています。
実際に新規ビジネスの成功率は1割と言われています。
しかも、これは優秀なビジネスパーソンや資金を集めてもほぼ同じです。
この低い確率で勝利したビジネスパーソンが何をしてきたかとういと試行回数を増やして当たるまで続けていたのです。
単に運が悪かっただけなら単純に同じことを繰り返せば成功するでしょう。
そうではないなら次に挑戦するときはやり方を変えたりして改善して挑戦する必要があります。
幸いエンジニアのスキルは積み重なっていくので目標やロードマップが大きく間違っていない限りは学習を続ければどんどん成功率が上がっていきます。
特定の1つの企業だけ狙って就活してしまうと、その企業の内部事情(プロジェクトの立ち上げ/終了、増員/欠員)に左右されるので運任せになります。
ですが、他の企業にも目を向けるなら運に影響される要素が少なく努力が報われやすい業界です。
スキルアップしてもダメなら人間性やコミュニケーション能力が理由で採用されていない可能性があります。
いい人や信頼できる人にすぐになることはできないでしょうが、仕方ないのでそう見えるように演じるスキルを身に付ければ対応できます。
コミュニケーション能力もヒューマンスキルに過ぎないので学べば誰でもスキルアップできます。
面接対策を調べるのもいいですが、話し方の基本も学んでおくといいです。
世の中には一般的に求めらえる答えや態度というのがあるのですが、若い人はあまり知らないかもしれないので学んでおきましょう。
エンジニア業界は就職に必要な要素はほぼすべて学べるので努力が物を言う公平な世界になっています。
ですから、努力は必要ですがスキルと少しの運があればほぼ誰でもうまくいきます。
エンジニアの学習方法は型が出来上がってるから再現性は高い。
あとは個人の努力の問題だな。
就活期間は休職扱いになることも
スクールなどに在籍していればいいですが、前職を辞め独学中のような場合は、履歴書や業務経歴書上は空白期間となり無職の休職中という扱いになります。
企業の人事や普通のサラリーマンは少なからず我慢して会社のために働いています。
それで働いていない人に嫉妬心が生まれてしまいます。
本能的にズルいとか社会不適合者のように感じるものだ。
経歴上の空白期間は転職や案件を取るときにはイメージが悪いです。
そうならないようにするか、ちゃんと説明できるようにしておきましょう。
スクール卒業後や前職の退社後に就職浪人のようになって何か月も独学期間があるのもよくありません。
就活期間は1ヵ月もあれば100社でも200社でも好きなだけ応募できます。
それで思い通りの結果にならなくてもそれが今のエンジニア業界からの客観的な評価だとあきらめて一旦就職してしまうことをおすすめします。
物凄いブラック企業でなければ、そこで2年くらいキャリアを積んで好きな会社に移ればいいでしょう。
200社以上でも気にせず応募を続ける手もあるにはあります。
企業側もエースがプロジェクトから抜けてしまって人材不足になったりすることがあるのでチャンスはあります。
ですが、運試しになるので、どうしても自社開発企業がいいとか、自分のスキルに自信があるとかでないならあまりおすすめではありません。
未経験採用は企業も相当警戒しているので狭き門になっているのと、数年後には簡単に入れるようになっている可能性があるからです。
12月は転職者が増える
年末になると1年を振り返り、人生を振り返り、人生を変えようと思い転職しようとする人が増えます。
冬のボーナスはもらってから辞めたいという戦略にもなっていることでしょう。
その人たちがスクールで3ヵ月学ぶと4月あたりが就職の応募者が増える時期になります。
新卒採用の時期にも近いので企業の人事は忙しくなり、エンジニアになるハードルも上がってしまいます。
そこから3ヵ月から半年たつと離脱者が出てくるので少しですが採用されやすい時期になります。
大企業だといわゆる5月病で辞めてしまう人が出てくるので大企業に入るハードルも少し下がります。
そこを狙う手もなくはないですが、確率が低い運ゲーになるので平均すれば早く学習を始めたほうが勝率が高くなるはずです。
12月に会社を辞めようと思っている人はボーナスをもらってから辞めるのはいいですが、少し時期をずらすと少し有利になるかもしれません。
とはいえ、エンジニア採用は基本的にはスキル/経験/人物で決まるので力を入れるならこちらに力を入れるべきです。
まとめ
人生はいつだって今が一番若いのでやりたいことはすぐ始めたほうがいいです。
せめてやり方や必要なことくらいは調べてみましょう。思ったよりも簡単にできてしまうかもしれません。
エンジニアの転職やキャリアップではまず最初にスキル/実務の経験年数で判断されます。
スキル表や職務経歴書などは自分で作ることになるのでエンジニア1年目から作っておくといいです。
参画するプロジェクトが変わったり、年1度のタスクなどとして更新していきましょう。
自分のキャリアプランをスキル/実務の経験年数まで予想してエクセル表などを作っておくといいです。
目的やそこまでの過程が具体化されてきて実現性が高まります。
あいまいな目標というのは実現しないものだ。
目標も到達方法もあいまいだからだ。
自分のスキルを客観的に把握するだけでも次への道のりが具体的になって達成しやすくなるよ。
メタ認知といって自分を客観的に理解する力も身に着くな。
コメント