目標達成のテクニックはだいたい分かってますが本当に大事なのは時間をかけて難易度を下げることです。
目標への前進や継続にはコレが一番大事。
一般的な目標達成テクニックは検索すれば分かりますがだいたい次のようになっています。
- 動機の明確化:目標をはっきりさせる/忘れない(意識し続ける)
- メリットを自覚する
- 目標を具体化
- 達成方法を現実的なものにする
- 期限を決める
- 目標を細分化
- 途中経過を客観的に分析(数値化)
- 実現方法の改善
- 向上心を持つ
- 工夫する/柔軟性を持つ/改善する
- 行動力を高める
- 継続/モチベーションの維持/あきらめない
これらが全部できればたしかに目標は達成できるでしょう。ですが、課題が多いのでもっと抽象化して絞っていかないとすぐに思い出せません。
思い出せないことは忘れられていくので実際にはあまり使い物になりません。単純化して3つに絞るなら、細分化・継続・改善といったところでしょう。
ところが、人の頭は忘れやすくできているので3つでも少し多いです。
そこで覚えておくべき一番大事なことが何かと考えるとそれは「時間をかけると楽」だという結論になりました。
本当はやる気の元となる目的意識も大事なのですが、これは気持ち的な部分なので実際にやることとやるときに大事になることとは少し違います。
実際にやり続けるために大事なのが「時間をかけるのが楽」だという考え方です。
次に大事なのがやる気を維持して努力を始めるキックとしての動機、つまり自分のやることが自分や社会などにとって大事で価値のあることだと自分で信じることです。
価値を信じるだけでなくすぐに思い出せるようにしておく必要があります。
ですから、結論としては自分の目標や取り組みがとても価値のあることで達成には時間をかけるのが一番楽だと意識し続けることが一番大事だということになります。
その上で大事になるポイントが目標や手段、途中経過などの具体化・細分化です。
世界平和や社長になるとか大きな目標を持つこと自体はそれでいいのですが、目標があいまいすぎるので実現のためにはもう一段階具体化した目標も同時にはっきりさせておくのがコツです。
あいまいな目標は達成方法がよく分からずあいまいになってしまうからです。
あいまいなやり方しかできないと途中経過を客観的に評価することも難しくなるので自分が目標に向かって進んでいるのか戻っているのかもよく分からなくなってしまいます。
よく分からない努力ほど人を疲れさせるものはありません。全然ダメです。まずは自分は価値のある目標達成のため時間をかけるのだと意識するべきです。
具体化や客観化、評価、改善、継続などの目標達成テクニックはその後の話なのです。
とはいえ、うまく使えば役に立つテクニックなので価値ある目標のため時間をかけられるようになったらテクニックもうまく使い分けていきましょう。
価値ある目標のため時間をかければいんだね。
もう半分は実現できた気がするよ。
人より少ない時間でやるのは難しい
荷物を運ぶ仕事を頼まれたとします。ただし、あなたは10分で、他の人は30分でやってほしいと制限をつけられたらどうでしょうか?
しかも荷物の量や運ぶ距離は同じだとします。
それはズルイわね
嫌がらせかしら?
量や距離にもよりますが、普通は自分だけ短い時間でやるのは難しいに決まっています。逆に自分だけ1時間かけて移動すればいいとなればかなり楽になるはずです。
これが時間を多くかけたほうが楽になるという仕組みです。時間をかければ難易度がどんどん下がっていくので目標を達成しやすくなっていきます。
当たり前のことだけど見落としやすい盲点ね
取り組みに時間をかけないと難易度が上がる
逆に使う時間を短くすると難易度が上がっていきます。
100メートルを1分で移動するなら歩いていけますが、10秒を切るとなるとオリンピックが狙える世界レベルの走りが必要になります。
目標達成の難易度を下げるならバイクや車を使ったほうが賢いですね。
工夫や発想の転換もポイントです。頭が固くなってルールにしばられるばかりではダメです。
時間をかけていいならむしろ楽
時間をかけすぎると「ウサギとカメ」の童話のように余裕を持ちすぎてうまくいかないこともあります。
ですが、普通は楽にできるので少しくらいのハードルも乗り越えやすくなります。
今日中にやらないといけないとなるとあきらめたくなることも明日があるならまたチャレンジする気もわいてきます。
明日がダメでもいつかやればいいとなれば一旦保留して思い立った時にまたチャレンジすることもできます。
目標達成テクニックとしてはやり方を具体化したり、自分がどこまで達成できているか数値化するなどして客観的に理解して改善策を考えるのがポイントです。
時間をどんどんつぎ込め!
結局のところどれだけ時間をかけられたかで勝負が決まってきます。
才能やテクニックはその後の話なのでまずは走り出して細かいことは走りながら考えれば十分です。
時間をかけてやりながらよくしていけばいいのです。
あなたはどう思いますか?
この記事でみなさんの目標意識が高まり、努力が続けらそうな気分になってもらえたのではないでしょうか。
それでもやっぱり忘れちゃうからスマホの壁紙にしておいたよ
脳の自動フィルタリング機能でパフォーマンスアップ
YouTube のトップ画面にはおすすめ一覧が表示されますが、何に注目するかはその人の興味関心で決まります。
この興味関心はその人がより強く意識しているものが優先されます。
あなたが最近見た動画や無意識に注目してしまった動画はどんなものだったか思い出してみてください。
好きなユーチューバー、アーティスト、動物、食べ物、ゲーム、あるいはマスク美女シリーズ、さて何だったでしょうか?
人が注目するときの脳活動では、その人が普段から意識しているものを視覚が優先的にとらえて教えてくれるフィルタリング機能が自動で働いています。
脳には脳科学で RAS と呼ばれる自動フィルタリング機能があります。これはより普段から意識していることに関する情報に自動でフォーカスする機能です。
普段から気にしている情報は無意識でも勝手に脳が反応して教えてくれるのです。
引き寄せの法則などとも呼ばれますが、同じ取り組みに長く時間を使うことでこの RAS が働き、それに関する情報により敏感に注目することができるようになります。
「目的を決めたらフルコミットしろ!」とよく言われますが、単に全力を尽くすだけでなく、時間をつぎ込むことで RAS を活用してパフォーマンスアップできるというメリットがあります。
あまり言語化できてる人はいませんが、無意識のうちに RAS という無意識の力を引き出す方法も同時に教えていたという訳です。
ちなみに RAS は Reticular Activating System/脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)の略語です。興味のある方は検索してみてください。
あやしいネットビジネスかと思ってスルーしてたが、マスク美女シリーズって美容師さんのチャンネルだったのか……
思考法
情報収集:自分のレベルにあった情報源を活用
何も知らない分野なら入門書から入ったほうが効率がいいです。
入門書が効率がいいからといっても、入門書だけを10冊も読むのは効率が悪いです。もっと高度な内容の本を探してください。
逆に難しいと感じたら、少しレベルを下げて基礎的な内容の本を探してください。
自分のレベルにあった情報源を選ぶことで効率的な学習や成長が見込めます。情報収集や学習するときはこれを意識すべきです。
学習するときの考え方
単に知識を増やすだけでなく、頭の中に体系的な目次を作るように整理して理解することが大切です。
情報を整理は要約と分類を行うこと効果的です。さらに他の知識との関連性も意識しておくと、さらに有機的な知識として身に着きます。
学習するときは単に暗記するのではなく、全体からの位置づけや他との関連性にも注目しておくといいです。
目的が思考を加速させる
目的を持つことで、必要性や優先度などの基準が生まれ、物事を判断できるようになります。
よりよい目的を持ち実現のために行動することが学習であり、最終的には人生そのものと言ってもいいでしょう。
目的が生まれる背景には価値観や潜在的な欲求などがあります。目的がない人は、それらを深掘りすることで見えてくるはずです。
自分の心を冷静かつ客観的に分析してみてください。きっと自分が納得できる目的が見つかるはずです。
それを実現するために思考と行動を繰り返せば、実現に近付いていけます。
目的というほどの目的がない人は、方向性とかアプローチ方法とかを思い浮かべればいい。
ヤル気がないとか、何をやればいいかわからないとかいう人は、自分の価値感とかを深掘りして、自分がいいと思える目的を探して意識しておくといいよ。
そうしないと何も始まらないよ。
具体的なことは問題解決法で対処
ロジカルシンキングのひとつに問題解決法というのがあります。
問題を網羅的に分析し、解決のために優先順位を付け対処していくための思考法です。
技術的な問題から人生の問題まで応用が利く優れた思考法なので、身に着けておくといいです。
まとめ:フルコミット・ノイズキャンセル戦略
フルコミットで時間を投入して難易度をさげ、取り組んでいる課題以外のノイズからなるべく離れることで RAS の自動フィルタリングでパフォーマンスアップするのが効率的です。
いわゆるマルチタスクからシングルタスクにする考えたかに近いでが、どれだけひとつのことに集中して時間・労力というリソースを投入していけるかが重要です。
いろいろやりたいことがあったとしても、やるときはひとつのことしかできないのである程度納得できる成果が出るまではひとつのことにフルコミットしていったほうが効率的です。
目的達成までは他のことはある程度まで我慢するという潔さも必要です。
そもそもやりたいこと全部はできないのであきらめまてひとつずつ絞っていきしょう。
もちろん休憩も必要なので、ポモドーロテクニックの休憩時間を趣味に使うようなこともできます。
ただし、休憩中にメインのタスクとあまりにも関係のないことを考えてしまうとそれがノイズとなってメインのタスクを妨げる要因になる恐れがあります。
休憩中もメインのタスクと関係のあることや情報収集などに使うのがおすすめです。
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