【やめとけ問題】SESの悪評といい会社の選び方

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SESはITエンジニアの主力で、一般的な業務形態になっています。ですが、悪徳なブラックSESでは、社員のスキルアップを防ぐために低スキルの仕事を続けさせるなどの問題があります。

また、技術派遣として働く社員に対して適切な給与を支払わない企業もあります。

しかし、これらの問題はSESという業務形態そのものが原因ではなく、企業の経営方針に問題があることが多いです。

SESはエンジニア系の会社としては一般的な業態であり、ブラック企業を避けるためには、知識をつけて会社研究をすることが重要です。

それぞれの企業がどのような経営を行っているか調査すべきです。

目次(読みたいところから読めます)

ブラックSESのいい訳と現実

SES 自体は数的にITエンジニアの主力なので、ピンキリではあるものの必ずしも悪いものではなく、一般的な業務形態です。

ホワイトSESもあればブラックSESもあります。

それなのに SES はスキルアップできない、ブラックが多い、給料が安いなどの悪評があり無責任な人売り技術派遣会社だと誤解されがちです。

悪徳社長

インフルエンサーが自分の金もうけのために SES の悪口を言ってて迷惑してます。

なかでもひどいのが、社員をスキルアップさせると辞めてしまうのでわざとスキルアップできない仕事をやらせ続けて低スキルのまま囲い込みブラック労働を続けさせるブラックSESです。

これも統計データなどはないですが、SNS などでそういう被害に合ったというエンジニアの話は聞きます。

悪徳社長

自分のスキルがないことを棚上げして会社が悪いみたいに言うんじゃない。
 
スキルが低いからそれくらいの仕事しか取れないんだよ。
 
文句はスキルアップしてから言うんだな!

SES社員

嘘をつけ!
 
初めから育てる気なんてないだろ!

弊社は素人みたいな低スキルエンジニアにも仕事をさせてやれるIT業界の受け皿とての役割を果たしていると自負しております(笑

大手企業との技術派遣(準委任契約)なら時間給なので残業代も出ているはずですが、自社のブラック企業ルールを作って社員には渡さないとか減らしてしまう会社もあります。

悪徳社長

それはうちの会社とクライアントとの契約だから、うちの会社と社員との契約とは別物だろ。
 
SES 社員だってちゃんと契約書で約束してるんだから守らないといけないぞ。
 
まあ、企業努力だと思ってくれたまえ(笑

SES社員

会社は残業代をもらってたのに社員には渡してなかったんだ……
 
社員っていっても契約内容はちゃんと確認しないとダメだな。
 
というか、こんなブラック企業は早く辞めたい。

技術派遣なのに素人同然の社員を雇いエクセル入力や夜間の運用監視業務などスキルがあまり必要ない業務をさせるような会社もあります。

とはいえ、これはSESという業務形態が悪いというより、その企業の経営方針がブラックなことに原因があります

そもそもエンジニアが頑張って起業しても自社サービスなどがなければ必然的に SES のようになります。

SES はエンジニア系の会社としてはごく普通の業態です。

先生

スキルアップや社員の要望にも耳を傾け残業代も払ってくれるSESもあるから SES というだけで判断しないようにね。

先生

それと残業代を払わないのは違法だから証拠を取っておけば裁判で取り戻せるから勤怠記録なんかをコピーしておくといい。

悪徳社長

余計なことを教えるんじゃない。
面倒なことになるだろうが。

そんなSES問題を解説します。

基本的にはちゃんと知識をつけて会社研究しておけばブラック企業をさけやすくなります。

ブラック企業もホワイト風の雰囲気を出していたりするのですが、何というか泥臭い経営をしていないか調べてみてください。

先生

エンジニアが仕事や会社、クライアントなどに不満をもらすと、スキル不足なのが悪いと言い返され自分の評価を下げてしまうことがあります。

先生

それで黙って他の会社に移ったり、フリーランスになってしまうようです。
そもそもエンジニアで交渉が好きな人は多くないですしね。

先生

ブラック SES に限りませんが、エンジニアはスキルが命なので自分のスキル不足を批判されると傷つきます。

先生

そんなことを平気で言う人は社長でもエンジニアからは嫌われるし、たいした人物じゃない可能性が高いですからあまり関わらないほうが賢いですね。

悪徳社長

私は事実を言っただけだ。
 
もっとスキルがあればもっといい仕事をさせられるんだ。
 
できるヤツはできるんだから、本人のせいだろ?

先生

(こういう自社の実績や営業力のなさをエンジニアのスキルのせいにしてくるタイプは関わらないほうがいいですね。誰だって最初は初心者なんだからスキルは低いです。スキルは後から伸ばせばいんですよ。)

(ブラック)

IT系開発業界の企業

まずはエンジニアやプログラマが働くIT系の開発企業にはどんなものがあるか把握しておきましょう。

エンジニアやプログラマ/SEが働く企業を大きく分けると、自社のプロダクトを自社で開発する自社開発企業と、それを請け負うSIerや技術者を派遣するSESに分けられます。

フリーランスエンジニアはどの形態の会社とも契約できるのでどこにでもいる可能性があります。

IT系開発業界の分類
  1. 大手自社開発企業
    自社の大規模サービスなどを複数開発する企業、いわゆるメガベンチャーやなどの大手
     
  2. 中小自社開発企業
    自社/他社の開発を行う企業
     
  3. スタートアップ企業
    融資を受けて新サービスなどを自社開発する企業
     
  4. メガベンチャー
    GAFAMやスタートアップが成功して大手になったIT系企業
     
  5. ビッグテック
    GAFAMは巨大IT企業なので他と区別してビッグテックとも呼ぶ
     
  6. 事業会社
    自社で事業を持っていてSIerにシステム/サービス開発を依頼する企業、近頃は社員エンジニアで内政する動きが進みつつある
     
  7. SIer
    他社のITコンサルから設計/開発まで請け負う企業、SESの技術者派遣を使う立場
     
  8. SES
    技術者派遣、IT系派遣会社、自社で受託開発をする企業もある
     
  9. 自社開発兼SES
    自社開発企業の人気とSESのマイナスイメージの影響で、SESが小さな自社開発や受託案件の開発を行うことで自社開発企業を名乗ることがある、派遣と受託で比率が多いほうが主な業務形態と考えられる
     
  10. ゲーム会社
    プレステのソニーやSwithの任天堂などのコンシューマー系、オンラインRPGやFPSなどのネット系、スマホアプリ系、ややすたれ気味のソシャゲなどいろいろある
     
  11. 通信監視/運用サポート系
    インフラエンジニアとして募集されているが、開発業務が少ないのでエンジニアとしては評価されにくい、インフラエンジニアになるならバックエンドやサーバーサイドのスキルをに身に着けた後にするといい
     
  12. 組み込み系
    家電やスマホなどの内部で動くコンピューターのソフトやハードを開発するエンジニア

いい企業の見分け方

スキルアップできてストレスが少なく気持ちよく働ける企業がいい企業だとすれば、やはりホワイト企業がいい企業だといえます。

ホワイト企業の見分け方を身に着ければ、いい企業を選べるようになります。

みんなが憧れるホワイト企業ですが、入社するハードルは高いです。

そもそもスキルや生産性が高いから残業やストレスフリーで働ける環境が与えられるのであって、スキルが低く生産性も低い未経験者がそう簡単に入れる企業ではありません。

ホワイト企業を見分けるスキルのほかに、エンジニアやビジネス的なスキルも高めないとホワイト企業には入れません。

ホワイト企業の見分け方
  1. 残業時間が少ないこと:ホワイト企業は、従業員の働き方改革やワークライフバランスを重視しており、残業時間が少ない傾向があります。
  2. 離職率が低いこと:ホワイト企業では、従業員の定着率が高く、離職率が低い傾向があります。
  3. 福利厚生が充実していること:ホワイト企業は、社員の働きやすさを重視し、福利厚生が充実している場合があります。
  4. 有給休暇が取りやすいこと:ホワイト企業では、有給休暇を取りやすい環境が整備されていることがあります。
  5. 女性が働きやすい制度や取り組みがあること:ホワイト企業では、女性の活躍を支援する制度や取り組みがあることがあります。
  6. 研修制度が充実していること:ホワイト企業では、従業員のスキルアップやキャリア開発のための研修制度が充実していることがあります

ホワイト企業でもスキルアップしにくいことも

SES の何がだめなの?

ここだダメだよ SES
  1. テストなど下流工程の業務が多くスキル/キャリアアップしにくい
  2. 若手エンジニアの足元を見たブラック企業が多い
  3. 年収が低い(上がらない、上限が低く設定されている)

エンジニアが在籍するには SES は派遣社員よりは少しマシくらいの底辺に近いので早めに卒業したほうがいいです。高収入というエンジニアのうま味が少ないです。

リーダーやマネージメント経験が積めるならいいですが、それも上位のツヨツヨエンジニアだけに限られるので平均するとフリーランスなどで稼げるうちに稼いでしまったほうが有利になります。

もちろん自分は優秀なツヨツヨエンジニアなので SES でも活躍できるという人は SES で活躍するのも悪くありません。

それも優秀ならフリーランスでも活躍できて、収入も多いので、やはり SES に在籍するメリットは少ないです。

フリーランスで活躍していれば SES の人から「うちの会社の社員にならないか?」という誘いを受ける機会も増えてくるので SES に入るのは簡単です。

例外ですが、スキル/キャリアアップのため流行りの技術を習得したいなどの理由があって我慢して移籍するくらいなら SES も悪くないです。ですが、何も考えずにSESに転職するメリットは少ないです。

メリットをしいて言うなら、未経験でもスキルが多少低くても雇ってくれるのでいい仕事がくればそれなりに実務経験が積めることです。

あこがれの大企業に誰もが就職できる訳ではないので、未経験者が1~2年修行すると思えば決して悪い選択肢ではありません。

エンジニアにとっての SES 経験は一時的な通過点にすぎないので賢く利用する分には何の問題もありません。後から振り返れば、むしろ面白い昔話になったります。

ブラック SES なら給料が安かったり、残業代を払わなかったり、社員に責任を押し付けてきたりと辞める理由を見つけるのは簡単のので、辞めやすいというのもひとつのメリットかもしれません。

ホワイト SES も普通にある

SES の全部が悪いということはありません。常識的な範囲でまずまず良心的に会社運営している ホワイト SES もあります。

約束はちゃんと守りますし、残業代をピンハネしたりしないまともな SES もあるのでそういう会社なら長く勤めてもいいでしょう。

ホワイト SES とフリーランスを比べたときの大きな違いはやはり収入です。

SES のほうがストレスが少なく気楽な部分がありリーダー経験なども積みやすいものの、手取りのお金ではフリーランスに勝てないという現実があります。

ある程度優秀なエンジニアであればリーダーやマネージメント経験を積みやすいので SES でも活躍できるはずです。フリーランスになるにしてもそういう経験を積んだ後の方が高給が狙えます。

そこまで自分が優秀だとは思えない人は早くフリーランスになってアーリーリタイヤを目指す手もあります。フリーランスは50代、60代と年齢を重ねる度に報酬が減っていく傾向があるのがデメリットです。

このあたりは生き方の問題なので自分の人生プランを考えて選ぶといいです。

自分で動かないとエンジニアのキャリア構築が妨害され奴隷化される?

ブラック SES 側も自社が新人エンジニアのキャリアアップのための踏み台にされ利用されていることを理解しています。

SES では優秀な人から辞めていくので社長などはイヤでもこの事実を突きつけられてしまいます。

そこで負けないように(?)低賃金でキャリアアップしにくいスキル構成にして辞めさせずに搾取を続けるというブラック戦術が生まれたようです

たとえば、たまに高単価案件が出る Cobol を覚えさせて、仕事の多い Java でシステム開発をやらせて、フロントエンドも仕事はあるから HTML/CSS も覚えさせたいという感じでスキルアップさせていきます。

そうすると得意分野がよくわからない広く浅いスキルを持つエンジニアが出来上がります。

この広く浅いタイプのエンジニアはいろいろな案件に参画できる反面、単価は上がりにくく、経験年数の割には専門性が低くエンジニアとしての価値も上がりにくいです。

SES にもよりますがブラック色の強い真っ黒なところではないややグレーなところも結果的にそうなってしまうことがあります。

これはある程度は仕方ないことです。

自分が目指すキャリアプランをはっきりさせておいて、営業や会社にこの技術が学べる仕事がやりたいなどと希望を出しておきましょう

希望が叶わなければ会社を辞める正当な理由にもなるので早めに希望を出しておくのがおすすめです。

黙っていると搾取されるばかりの人生になる。
悲しいけどこれって戦争なのよね。

戦争じゃないんだけど、ビジネスは安く作って高く売るようなのが基本だから自分のことは高く売ったほうがいいわね。

安い案件はクライアントの態度も偉そうでムカつく。
高いのを狙っていったほうが大事にされるし得なのさ。

SES の社員のままで高年収を狙うのは大変です。フリーランスでプロパー社員のような契約にしたほうが収入を上げやすいです。

社員だと普通の出世争いになるのでライバルに勝たないといけませんし、上司にも気に入られないといけません。

それよりは他の会社に移ったり、フリーランスになったほうが早いです。

ひとつのクライアントに評価されたらそこに長居してクライアントの会社に就職するルートもあります

そんなあからさまなヘッドハンティングある?

SES とそのクライアントとのコネが強まるからそんなに嫌がられないみたいだな。
そのエンジニアは失うが別のエンジニアは採用されやすくなるからな。

SES に居続けるなら40歳すぎで仕事が取りにくくなってお払い箱になる恐れがあるので、それまでにリーダー経験などを積んでおくといいです。

とは言うものの、クライアントがリーダーを SES からいきなり採用することは少ないですし、そういう案件があっても知り合いであるとか、かなりのスキルやキャリアがないと厳しいです。

SES でリーダー経験をするのはなかなか大変です。

おなじクライアントで長く働いて評価されればチャンスはあるでしょうから狙うならこのルートがおすすめです。

それ以外なら SIer か自社開発企業に移ったほうがリーダー経験は積みやすいでしょう。

SES に所属していてもスキル/実績さえあればチャンスはありますのでその人次第ですが、若干狭き門というイメージがあります。

PM(プロジェクトリーダー)を募集してる案件ってけっこうあるんじゃない?

たしかに募集はしてるんだけどかなり高いレベルのスキルと経験が求められるから採用されにくいんだ。
採用されにくいんじゃ少ないのと同じだろ?

現場のエンジニアとしてもいきなり知らない人がリーダーになっても困るだろうし、実力は求められるだろうな。

SESの秘密 ノウハウが売られ量産されている

似た感じのブラック SES があるそうです。

同じ構成のSESサイトがある

会社のWebサイトの構成が同じだったそうです。中身も似たり寄ったりだったそうです。

実績のない集客サイトによくあるパターンですが、キラキラした夢や理想をいっしょに追いかけようとかそんな感じの抽象的な企業理念なんかが共通点のようです。

抽象的なことばかり言うのは具体的なことが言えない証拠だ。
具体的な話のほうが説得力があるんだがそのネタがないから抽象的な話でごまかしてるってことさ。
これが人の世の真実だ、覚えておくといいぞ。

先生

人間、何もかも知っている人はいないので知らないことは知らないと言っていいんですよ。
ただ、知ったかぶって抽象的な話を続けても知識が浅いことはいつかバレるものです。
あまり背伸びせずに素直に話したほうが楽ですね。

誰かが教えている可能性が高い

似たサイトの SES はグループ会社などではないようですが似ているので誰かが教えている可能性が考えられます。

SES作りノウハウとして教えるセミナーなどがあるはず

結論としてはセミナーでサイト作りから営業方法などまで教えているのではないかと考えられます。

営業妨害になるといけないのでどことは書きませんが、似た感じのSESサイトを見たら気を付けてみてください。

たぶん大きめのブラック SES が自社のノウハウをセミナーを開いて売っているのではないかと思います。

イヤな世の中ね。

ブラック企業の辞め方

社員だと通例1ヵ月以上前に申し出れば辞められます。契約社員やフリーランスなどの場合は契約内容を確認してください。

社員の場合はだいたい低賃金で働かせられているはずなので、給料を上げてやるとか、フリーランスとして雇ってやるとか、後で希望の仕事をやらせてやるとかいい条件を出してくるかもしれません。

それで自分が納得できるならそれもいいでしょう。フリーランスにしてもらえるなら実務経験が積めるので悪くないかもしれません。

ですが、基本的には会社のブラック体質は変わらないし変えられないので早く手を切ることをおすすめします。

実際に辞めるときは、辞める理由がブラック企業だからとは言えないでしょうし、嘘をつくのも社会人としてマズイです。

「自己理由で辞めるが理由は個人情報なので教えられない」というくらいにしておけば波風を立てずに嘘もつかずに済むのでいいのではないでしょうか。

どうしても言い出せないときは退職代行業者を使うのもいいでしょう

会社や上司に連絡不要でストレスが少なく、さらに未払いの残業代を請求してくれるサービスもあります。

それなりのお金がかかるもののイヤな人たちに上から目線で引きとめられたりバカにされる恐れを考えると面倒なやり取りをしなくていい分、楽かもしれません。

業者に退職手続きを頼むなんて現代的。
就職にエージェントを使う逆パターンね。

気を付けてほしいのは文句や悪口はケンカのようなもので自分が言ってしまうと相手も同程度のことを言い返していいという暗黙のルールがあることです。
お互い傷つけあうだけの泥試合になると嫌な思いをするだけです。

後から文句を言われたり無駄な責任を取らされないようになるべく丁重にお断りするのが大人の対応ですよ。

働いているときはイヤなブラック企業だと思えても後からもっとひどい会社に出会うと元に戻りたくなるかもしれないからケンカを売ったり下手な嘘はつかないほうがいいわ。

参考

ブラック SES のメリット

簡単にIT業界に入り込めるのがメリットです。

一応、エンジニア系に分類される仕事に着ければ実務経験として自分の実績にできます。

スキルが着くかは運次第です。いわゆる案件ガチャです。身に着けたいスキルは独学しましょう。

つまらないコピペ作業みたいなシステムの載せ替え作業でも一応は実績になります。

エクセルしか使わず、マクロも作ったりもしない作業だとただの事務作業なので実績にはなりません。

こういうのは頑張ってさけてください。毎月、営業担当者などに文句を言っておけばいいでしょう。

逆に誰も引き受けないような危ない仕事を取ってきて素人軍団にやらせるような会社もあります。

かなり辛いデスマになるでしょうが、頑張ればスキルアップは出来ます。

危ない橋ですが責任を取るのは会社ですし、ブラック SES 案件の中では完全な外れとも言い切れません。

1~2年も耐えれば業界的にそれなりにのキャリアになるチャンスがあるので他の会社に移ったり、自信があればフリーランスになってしまうのもいいでしょう。

その前に転職のサポートサイトやエージェントなどに登録して自分の市場価値を確認しておきましょう

案件が終わるたびにそちらのスキルシートも書き換えていけば価値の変化がわかりやすくなります。

ちなみに就活やフリーランス案件探しは会社を辞めた状態だと自分の市場価値が落ちます。

在職中に活動しましょう。

一時的でも無職になるから足元を見られるんだな。

これは大切なことなので毎回そうしたほうがいいです。

他に移るときにプロジェクトの期間が延びるともう少し働いてほしいと頼まれたりします。

そうしてあげたい気持ちは山々ですが先方との約束もあるので嫌われない程度に対応しつつお断りすべきでしょう。

次に働く職場で嫌われても困るからです。

まあ、大人の対応だな。先に約束してたんだから普通に断る権利がある。
だいたい約束を勝手に変えてお願いしてきてるんだから、無理なことをいってるは相手の方だしな。

SES 業界の将来性

SES はビジネスや会社の業態としては将来性は高いとみられています。必要なスキルを持った人材を外部に求めるアウトソーシング形態でIT業界のニーズにあった業態になっているからです。

初めて雇うには少し不安の残るフリーランスや派遣社員などよりは安心して複数のエンジニアを確保できるメリットがあります。

大手企業や政府系の大規模案件を請け負うには適した業態です。

エンジニアが起業すると SES 形態になることが多いですが、ブラック経営などをしなければ別に悪いものではありません。

SES と派遣会社ならどっちがいい?

IT業界のヒエラルキーとしては SES のほうが上位に扱われます。技術者専門の派遣(業務委託)とそうでない会社の違いでしょう。

テストなどの下流工程を担当するエンジニアの仕事であればやることは同じなのですがイメージ的に SES のほうがやや優秀なイメージがあります。

派遣でも優秀な人はいるでしょうが、優秀なエンジニアは派遣会社よりも SES を選びますし、もっと優秀なら大企業や自社開発企業を選ぶので結果的にエンジニアのスキルが低くみられる傾向があります。

クライアントサイドからの評価は派遣のほうが低くなりがちですが、エンジニアサイドの視点では派遣のほうが案件を自分で選べるぶんスキル/キャリアアップしやすい傾向があります。

SES 社員では自分では案件を選びにくいいわゆる案件ガチャ状態になりますが、派遣ならそうなりにくいメリットがあります。

どちらにしてもスキル/キャリアによって引き受けられる案件が決まってくるので自分の今のスキルアップに力を入れるべきです。

SES と派遣会社のどちらいいのかというと、状況次第ですが、教えてもらえ自分が成長しやすいという点では SES が有利です。

ある程度業務経験を積んだものの、フリーランスになってエージェントを使うほどではない、あるいは社員という雇用形態がいいという人や案件ガチャをさけたいという人なら派遣会社も悪い選択肢ではありません。

とはいえ、どちらも長居するにはイマイチな部分があるのでもっといい会社に移動するかフリーランスを目指すのがおすすめです。

フリーランスになった後に社員に戻るのはわりと簡単なので試しにフリーランスになってみても大丈夫です。

日本一の大企業であるトヨタ自動車が終身雇用を維持できないと表明しているので、日本の終身雇用制度は実質的に終了しています。

これは歳をとったらリーダーやマネージャー以外はみな追い出される可能性が高いということです。

社員が悪いとは言いませんが、途中で解雇される可能性が高いので60歳くらいまでの長期的なキャリアプランやライフプランも考えておいたほうがいいです。

SES でも派遣会社でもスキル/キャリア/コミュニケーション能力があれば仕事は取れますので、まずは長期的に通用するキャリアプランを考えておくのがおすすめです。

まとめ

  1. ブラック SES は就職しやすいエンジニアライフライン
  2. スキル/実績をつめるかは運次第
  3. できれば早く手を切りたい
  4. 完全にヤバイ SES とはすぐに手を切った方がいい

ブラック SES はエンジニアを利用して搾取するつもりで搾取しています。

利用されるばかりでは損なのでエンジニア側も逆にキャリアアップに利用すればいいでしょう。

それすらできないなら早く辞めて次の会社を探しましょう。

長居すればするほど会社は得をし自分は損します。

基本的には早く手を切ってまともに働ける方法を探すべきです。

よくある質問

SESを辞めた理由は何?

「明るい未来が見えない」、「将来性がない」という理由で辞める人が多いです。

理由は人それぞれで、常駐先企業に就職したり、フリーランスになって年収アップする人もいますが、技術不足でエンジニアを辞めてしまう人もいます。

人材的には技術派遣の仕事なので、若い即戦力が求められる傾向があります。

40代、50代になるとリーダーやマネージャーなどの需要はあります。ですが、そもそもの募集人数が少ないので採用されにくくなり辞めていくパターンが多いです。

中高年期に活躍するには、それまでにリーダー経験を積んでおいたほうがいいです。中高年でも活躍している人がいる職種をチェックしておきましょう。

ところが、クライアントからみると社外のSES社員にリーダーを任せられるには、それ相応の実力が必要になり、厳しい展開になりがちです。

バックエンドやインフラなど中高年でも活躍しやすい分野のスキルを高めて市場価値の高いエンジニアを目指すといいでしょう。

SESをさける方法はあるのか?

その会社がSESかどうか正確に分析できればさけられます。転職サイトなどの検索条件でもある程度まで排除できます。

注意すべきは、ほとんど収益のない自社ビジネスを少しだけやっている隠れSESです。

自社開発という言葉の定義はあいまいで、少しでも自社が主体となるビジネスをしていれば、自社開発を名乗ることができてしまいます。

社員の人数やビジネス規模を分析すれば、ある程度まで判断できます。どうしても不安なら、採用面接で自社開発のビジネス規模や開発人数などを確認すればいいでしょう。

SESという業態は、この記事でも説明している通り、怪しいものではなく一般的な業態です。ブラック企業ばかりが話題に上がりがちですが、ホワイト企業もあります。

SESか自社開発かという単純な分類ではなく、その企業の質を冷静に分析すれば、納得できる会社を見つけることができるでしょう。

自称自社開発の隠れSESのなかには、赤字のアフィリブログがあるだけで、自社開発を名乗っていることもあるから気を付けてね。

SESエンジニア/SES企業の平均年収はいくら?

年収300~450万円が相場です。正社員になるので、新人が月収25万(年収300万相当)から始まり、経験を積んでいくと月収40万弱(年収450万円相当)くらいは狙えます。

それ以上を狙うならフリーランスか管理職になるか、独立起業しないと難しいです。

この金額はボーナスが出ない前提で計算したものです。ボーナスが出るSESもあるので、詳しくは社員の方や採用面接などで確認してください。

SES一年目の年収はいくら?

300万円前後です。新卒、中途、学歴などで前後します。

未経験でSESに入ると年収は?

普通の会社の正社員と同じです。客先常駐の仕事になるので客先の評価が高ければ上がりやすくなります。

SESは何歳まで働けるか?

スキル次第ですが、40歳くらいから仕事が取りにくくなるので辞めていく人が増えてきます。

労働市場としては、20代、30代のエンジニアが好まれる傾向があるので、その影響でしょう。

そうならないようにエンジニアとしての市場価値があるようなキャリアを作り上げていくのがいいでしょう。

フリーランスになっても40歳くらいから仕事が取りにくくなるので、市場価値を高めておかないと厳しいのは同じです。

SES企業で働くデメリット/何がダメなのか?

主なデメリット
  • 職場の変化が激しい
  • 仕事内容の変化が激しい
  • スキルアップしにくい
  • 給料が上がりにくい
  • 自社や同僚との関係が希薄になりやすい

3~9ヵ月くらいの契約で働くことが多いので、職場や仕事内容が変わりやすいです。

これは変化を望む人にとっては好条件となるので、退屈が嫌いな人にはメリットになります。

仕事内容は会社任せになるので計画的なスキルアップもしにくいです。これは自己学習でカバーできますが、職場で計画的に経験を積めるにこしたことはありません。

給料はどこの会社でも上がりにくいのですが、エンジニアには転職やフリーランスという選択肢があるので、これらと比べると上がりにくいという意味です。

たちの悪いブラック企業でなければ、不当に上がらないということではありません。

主に客先常駐の仕事となるので、自社や同僚との顔を合わす機会が少なく、関係も希薄になりがちです。

SESの何が辛いか?

給料が低く、上がりにくいこと、また、人間関係が希薄になりやすいこと、スキルアップしにくいことなどを辛く感じる人が多いです。

数ヵ月ごとに別の職場に異動になり、毎回、新しい人間関係を築く必要があり、無自覚のうちにストレスがたまりやすいです。

職場や使うスキルを選べないのもストレスやキャリアアップの障害になると感じる人が多いです。

自由に選べないものの移動が多いということは、飽きっぽい人には逆にメリットになるので、自分の趣味趣向を把握して選んだほうがいいです。

自社開発企業に就職しても、同じ仕事ばかりで飽きた、あるいは同じ仕事ではスキルアップできないからという理由で辞めていく人は多いです。

SESか自社開発かという業態だけでなく、実際に何ができる職場なのかよく考えてから職場を選べるといいです。

SESの何がダメなのか?

エンジニアとしてはスキルアップしにくく、キャリアアップもしにくいです。エンジニア業界では昇給率も悪い部類に入ります。

好きな仕事が選べないとよく言われますが、一般会社員は管理職にならないとそもそも事業方針を決める権限はないので、すきな仕事を選ぶのは難しいです。

どちらかというと嫌な仕事を断る権限がほぼないというのが現実的な問題でしょう。

企業としてのSESは、他社であるクライアント企業の開発・運用を行うので、プロダクト自体に対する責任感がやや弱い傾向があります。

ですが、これは自社での開発として責任を持つべきクライアント企業と比べたときの違いなので、ごく自然な傾向でもあります。

SES批判は、安い労働力を求めながら高いエンジニアスキルとコミュニケーションスキルを求めるクライアント企業の矛盾した希望がもたらした、必然的な帰結とも言えます。

SES自体はクライアントと合意の上、正式に取り決めた契約を守っていれば、十分責任を果たしているはずです。

それなのに下請け企業という立場の弱さから批判されやくなっています。

SESとSIerの見分け方

SESは技術派遣業で、SIerはコンサル業です。SESは技術者が多く、SIerはコンサルタントが多いです。コンサルは企業のIT化を提案し実現する企業のことです。

SESかSIerかを正確に判断するなら、企業サイトを分析するのがいいでしょう。ある程度大きな企業ならSIer企業一覧などの単語で検索することでも判断できます。

SESと自社開発企業の見分け方

勤務地が本社や支社でない、あるいは社員数と働くスペースの比率などから判断できます。契約社員やフリーランスが多い企業もSESである可能性があります。

自社開発企業は自社サービスやアプリなどを自社サイトで宣伝しているはずなので、サイトからもある程度まで判断できます。

分かりにくいのは自称自社開発のSES企業です。SESという言葉が悪い意味で使われる傾向があるので、SESであることを隠そうとするSESも増えています。

名乗るだけなら、ほとんど利益の出ていない小さなWebサービスでも、自社で開発していれば自社開発を名乗れます。

就職・転職の際は、自分が担当する業務の勤務地が自社のスペースであるかどうか確認すればSESかどうか判断できます。

SESの派遣の見分け方

SESとSIerの見分け方とほぼ同じで、オフィス規模と社員数の不釣り合い、勤務地・勤務時間などが不定であること、月1回帰社日があるかどうかなどでおおむね判断できます

これらの条件に当てはまる企業は自社開発企業を名乗っていても実質的にはSES業務がメインの会社である可能性が高いです。

客先常駐かどうか調べる方法

上の項目で説明していますが、SES的な特徴がある会社のエンジニア採用では客先常駐の業務がメインである可能性が高いです。

エンジニア以外の営業職や事務職であれば自社勤務の可能性が高いですが、エンジニア派遣以外の一般派遣業務も行っているか可能性があるので、面接など質問できる機会に確認しておくのがいいでしょう

SESと一般派遣は同じか、何が違うのか?

エンジニアを派遣している点は同じで、実質的な仕事内容もほぼ同じ客先常駐の仕事です。低スキル案件の仕事では特に大差はありません。

違いは法的な契約内容にあり、SESは準委任契約、派遣は派遣契約となっています。

SESは特定業務の遂行を目的としていて指揮命令権はSES企業が持ち、発注者は指揮命令権は持ちません。

SESは指揮命令を受けない代わりに業務遂行の責任があり、超過勤務になりやすくなっています。

派遣は労働者を派遣する事業なので、派遣先企業が派遣労働者の指揮命令権を持ち、期間が終われば契約が終了します。

法的には異なる両者ですが、さきに実務に大差はないと説明している通り、クライアントから実際に指示される業務に大差はないことが多いです。

エンジニアとしてのヒエラルキーや派遣のほうがやや劣りますが、ブラックSES問題などもあり、大差はないイメージです。

同じ会社で働き続けるエンジニアはそれほど多くないので、毎日、終電まで働くような超過勤務のSESをさけて派遣でエンジニアスキルとキャリアをつけていくというのも悪くありません。

ただし、派遣会社で募集されるエンジニア案件は低スキルエンジニア向けのものも多いので、スキル・キャリアアップを目指すなら、SESのほうがやや有利ではあります。

SE派遣とSESの違いは何か?

一般的にはSE派遣という言い方はあまり使われていません。

SEはシステムエンジニアというIT技術者の略称として使われることが多いので、SE派遣と言えば、SESからSEを派遣する意味になると考えらえます。

SE派遣といえばSEを派遣するという意味として解釈されることが多いでしょう。SESあh実質的なエンジニア派遣会社やその業態のことを指します。

SES、正社員、派遣社員の違いは?

SESは実質的な技術派遣会社のことです。SESには正社員やフリーランスなどの契約社員がいます。

正社員とは会社に正規で雇われている社員のことです。一般企業と同じようにSESにも正社員はいます。

派遣会社に登録して働いている人は、正社員や契約社員ではなく、派遣社員として契約しているので異なる分類になっています。

派遣会社の自社内で働いている人は正社員になります。自社の営業や経理、派遣社員のサポートなどを行っています。

(ブラック)

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