稼げる?稼げない?未経験者のプログラミング副業の現実

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スキルがクライアントに認められれば時給2000円くらいは稼げるようになります。

問題なのは副業人気で現役エンジニアが参入してスキルの要求レベルが上がり、結果的にスキルの低い未経験エンジニアが副業で稼ぐのが難しくなっていることです。

仕事を取るには狙う案件に必要なだけでいいのでプロ並みのスキルとアピール力が必要です。

未経験でもスキルを証明できるポートフォリオや実績があれば仕事は取れます。それがない人は稼げないでしょう。

スキル的な難易度としては副業案件で稼ぐよりSESに就職するほうが簡単です。

副業するには案件に応募する必要があり、営業力や自己PRする能力も必要になることにも注意してください。

好きな仕事が選べるものの人気案件にはライバルがいるので自分が引き受けられるとは限りません。

未経験者がプログラミング副業で稼ぐとすれば、クラウドソーシングでプロが狙わないような安めでキャリア的なメリットが少ない案件から始めて、そこからスキル/キャリアアップしていくとやりやすいです。

どうするにしてもスキル次第なのでまずはスキルアップしないといけません。

エンジニア就職に必要な学習時間は500~1000時間と言われていますが、クラウドで特定ジャンルに特化していけばそこまで時間をかけずに稼げるようになるはずです。

これらを踏まえて未経験者が選べる選択肢は次のようになります。

業務未経験プログラマーの選択肢
  1. 未来を信じてひたすら独学にはげむ
  2. 有料学習サービスで賢くスキルアップ
  3. スクールで就職までサポートしてもらう(本気/忙しい人向け、お金はかかる)
  4. あきらめて別のアルバイトなどで稼ぐ(しばらくは深夜バイトのほうが時給がいい)

選択肢に就職が入っていますが、副業で仕事が取れるレベルまでプログラミング学習するなら、就職できるレベルになっている可能性が高いので選択肢に入れておきました。

副業だけを終わるのは少しもったいないです。

目次(読みたいところから読めます)

ネックは学習時間の確保

結論

先に結論からいきます。

毎日2時間(週14時間)以上学習できれば着実にスキルアップしていけるでしょう。1時間(週7時間)以下だと気長に何年も続ける覚悟で学習するといいです。

休日も勉強したほうがいいですが、1週間の合計で14時間以上にするより毎日やったほうが続けやすく学習効率もいいです。

時間をかけるのが一番有利に戦う方法なのですが、実は続けることのほうが大事です。

週1回の趣味の習い事でも続けられればスキルアップしていけるのですが、続けられないとどうにもなりません。

学習し続けることが最重要課題だと意識して続けてみてください。

解説

未経験者に必須なのはスキルアップです。そのためには学習時間の確保が必須です。

毎日3時間、土日はほぼ1日中プログラミング学習にあたることをしている人なら3ヵ月もあればジュニアレベルのプログラマー/ITエンジニアになれるでしょう。

このレベルなら副業狙いではなく初めからエンジニア就職を目指したほうが効率がいいです。

逆に1日1時間しか学習時間が確保できないとなると、学習効率が悪いので1年がんばって簡単なクラウド案件が取れればいいくらいのレベルがやっとでしょう。

あまり本気になれなかった人は2~3年かかっても案件はとれず、そもそも学習が続かないリスクも高いです。

案件が受注できるようになった後も順調にスキルアップしていければいいですが、安い案件ではあまりスキルアップできないうえに、そもそも副業案件は安定して受け続けることができないので収入も安定しません。

つぎ込める1日あたりの学習時間による違い
  • 3時間以上:安泰、エンジニア就職を目指すべき
  • 2時間以上:続けられれば十分チャンスあり、未来を信じよう
  • 1時間以上:厳しい道のりになるので長期戦を覚悟しよう
  • 1時間未満:よほどセンスがないと案件受注は難しい、他のすぐ稼げる副業がおすすめ

つぎ込める時間で本気度がわかります。

学習に1日1時間もかけられないという人はそもそも本気度が足りないです。副業ならそれでもいいのですが、仕事を頼むクライアントはプロの仕事を求めています。

他のアルバイトでもいいならそのほうが学習時間分で稼げるので収入は多くなるはずです。

1日1時間ならなんとかがんばれるというなら、2~3年以内に簡単な副業案件ならとれるレベルまでスキルアップできるチャンスがあります。

ただし、1日1時間だけ何かに取り組むというのは案外難しいものです。

ダイエットやランニング、筋トレなど何でもいいですが、毎日1時間何かを続けることが出来た人ならいいですが、そうでない人には続けることが自体が難しいでしょう。

1日2時間以上がんばれるなら、自分のスキルアップも程よく感じながら学習を続けられるでしょう。

1日3時間以上、さらに休日もほぼフルコミットでプログラミングや記述関連のスキルアップに取り組めるほど本気なら早くエンジニア就職を意識した活動に切り替えたほうがいいです。

その生活が1ヵ月続けられるならスキルや将来性には何も心配はないでしょう。とはいえ、現職の給料が良かったり、好きな仕事なので辞めたくないなどの理由があるなら副業狙いでもいいです。

幼い子供がいたりすると、雇う側の会社が少し警戒してしまうので注意が必要です。

家族や自分の健康状態に不安がないなら、多少歳をとっていたとしてもエンジニアになって自給3000円以上、年収600万以上を普通に狙えるはずです。

40代、50代からエンジニアを目指すという猛者はプログラマーから始めると長時間労働になりがちなので持久力も高めておくのがおすすめです。

副業のメリット/デメリット

メリット
  1. 収入が増える
  2. スキル/キャリアアップのチャンス
  3. 人脈が増える
  4. モチベーションアップ
  5. フリーランスの練習になる
デメリット
  1. 本業に支障をきたす恐れ(又はそのときの批判が強くなる)
  2. 時間がかかる、休みが減る
  3. 納税手続きが増える(税金の勉強も必要)
  4. 自社にバレるリスク(許可を取るべき)
  5. 似た別言語での並行開発になると混乱しやすい
  6. 失敗すると評価が下がりもめるリスクがある
  7. 案件ガチャで外れるリスクがある(無理難題を押し付けられる恐れ)

エンジニア副業の現実

未経験者の募集は少ない

基本は各技術ごとの実務経験が1~2年以上です。Ruby/SQL/HTML/CSS などの関連技術なら並行して合計2年などでもいけるところもあります。

あとは自分のスキルレベルでその仕事ができそうか自分で判断していくことになります。

未経験者の募集は少ないですが、あるにはあるのでそこを狙うしかありません。

最初から計画的にスキルアップできればいいですが、難しいでしょうから同じ系統の案件でその系統のスキル実績を積んでいけばいいでしょう。

実務実績が求められるので就職したほうが早い

エージェント案件もクラウド案件も実務経験を条件にしていることが多いので先に就職したほうが楽です。

エンジニアではない仕事を本業にしていて副業以外でエンジニアの仕事をする気がない人もいるでしょう。

そもそもスキル/キャリアアップはそれほど興味がないでしょうから、未経験から受けられる案件だけを受けながら地道にスキル/キャリアアップしていけばいいでしょう。

それでもやはり実務経験は強い武器になるので、本業が2年くらい休めるなら一度はエンジニアを本業にしておいたほうがその後の仕事が有利になります。

仕事は人脈で成り立っているので、ひとつの企業に気に入られればスキル/キャリアアップしやすい仕事も任せてもらえるようになります。

エンジニアも人脈が大切なので人間力やコミュニケーションスキルも意識して高めておいたほうがいいです。

クラウド/副業案件は実務経験にカウントされない

まったく評価されない訳ではないのですが、基本は就職するか業務委託先に常駐かリモートで週5日8時間以上フルで働いた経験を業務経験としてカウントします。

企業の採用基準がそうなっているのですが、クラウド案件もエージェント案件も基本は同じです。

実務の年数はスキルだけでなく給料や報酬を計算する基準にもなっているのでクラウドやエージェント案件の仕事を同等には扱いたくないという企業の現実的な都合もあります。

副業から高単価を狙いたい人はやはり就職か常駐相当の仕事で実務経験を増やした方が有利です。

スキル的には実績が誰でも確認できるWebサービスやスマホアプリなどであればそれなりに評価されるので案件を受注するだけならそれなりに役立ちます。

ちなみにエンジニアに学歴が関係ないと言われるのも、学歴を理由に給料や報酬を上乗せしたくないという経営者側の都合も影響していると考えられます。

スキルアップできる副業がいい

副業とはいえ仕事なのでちゃんとやり遂げないといけません。自信のない技術が必要な仕事は失敗するとまずいので引き受けにくいです。

かといって、得意なことばかりやっているとスキルアップできません。ただ時間をお金に換えているだけの作業になります。

自社や常駐先のプロジェクトチームのなかであれば、多少自身のない技術でもやり手がいないなどの理由で引き受けることができます。

先に自信がないと伝えておけば、多少時間がかかってもいたしかたないということで大目に見てもらいやすくなります。

副業の形態にもよりますが、チームでガッツリ3ヵ月や半年以上働けるならスキルアップするチャンスもあるでしょうが、それ以外だとスキルアップはあまり期待できません。

頼む会社側としては技術のある人に任せたいのであって、自信のない人のスキルアップにお金をかけるつもりはありません。

そのエンジニアの仕事ぶりを見てある程度まで信頼できることが確認できないことには難しい仕事を頼むこともできません。

その結果、ある程度スキルがあれば誰でもできそうな無難な仕事を副業案件として募集されて、それをエンジニアが引き受けるという形が多くなります。

スキルアップはエンジニア寿命を伸ばしたり、キャリアプランを実現するために必要になるので意識したほうがいいです。

エンジニアは特定のスキルセットをある程度高いレベルにまで高めていかないと価値が上がりません。計画的に学習しスキルアップしたほうがいいです。

お金のために割り切って働く

本業でスキルやキャリアをアップできるなら、お金を稼ぐためだけの手段として副業をこなしていくのもいいでしょう。

自己成長は気にせずひたすら自給を上げる方法を追求するのも面白いでしょう。資産の目標金額を決めて突破したらアーリーリタイヤやFIREしてしまう手もあります。

本業は辞めて週3日の副業で生活できるようにすれば週休4日も夢ではありません

高収入を目指すなら、副業兼任などよりも高単価案件を狙ったり、独立企業して仕事を請け負ったり自社サービスを成功させるほうがもうかります。

それらはリスクが高いからとりあえず副業をしていることと思いますが、副業もそれなりに大変なので真面目に高収入を目指すなら起業や自社サービス開発も視野にいれたほうがいいです。

こちらも夢があるので人生の目標にすれば人生の充実度も上がり一石二鳥です。

案件受注のポイント

高品質なポートフォリオ

案件で募集している成果物に近いものをクライアントに見せられれば強くアピールできます。

クライアントにとっては求めるものに近いWebサイトやスクレイピングの成果物が作れる人なら、経験者か未経験者かはあまり関係ありません。

クライアントに安心感が与えられれば案件獲得にグッと近づけます。

逆にポートフォリオが見せにくい案件は未経験副業には向いていません。見せやすいポートフォリオが作れる案件カテゴリーを狙っていくべきです。

未経験者のスキルアピール

GitHub でソースコードを公開することもできますが、ソースを読むのは採用担当側も面倒です

副業レベルの人材評価でソースコードまでチェックするクライアントは少ないでしょう。

スキルが伝わるポートフォリオを強化していくほうが確実にスキルをアピールできます。

Webサイト開発なら、高機能なポートフォリオサイトを公開して、それを宣伝材料にしてサイトの制作を企業から仕事を請け負うことを狙うのもいいです。

最終的にはそのまま自分で自社開発企業を作ることを目標にすれば夢があってなおよいです。

案件受注では即戦力が求められるので、就職面接のように将来のポテンシャルをアピールしてもムダです。

今の自分がどこまでのことができるか正確に伝えるのが無難です。

NG行為としては、仕事が取れないとスキルを盛って出来ないことまで出来ると言ってしまう人がいますが、すぐにバレるのでやめましょう。

自己ブランディングが有効

スキルはエンジニアでないと評価できないのと、元々ビジネスが信頼で成り立っていることから信頼感やブランドイメージが重視されます。

過去の開発経験やSNSなどで相手に信頼されるようなブランディングをしていくと案件を受注しやすくなります。

発注企業はスキルや基本的なコミュニケーションスキルの他に誠意や責任感を求める傾向があります。これらが伝わるブラディングがおすすめです。

嘘はダメですが、無茶な仕事だったけど徹夜して最後までやり遂げたといったエピソードが語れると企業側に信頼感を与えることができます。

また知り合い経由の案件だと信頼されやすいです。人脈も広げていったほうが有利になります。

同じ業界の同じ分野だとうわさが広まりやすいので企業とはくれぐれもケンカ別れなどはしないよういにすべきです。

案件選びと案件/企業研究

クライアントは案件の応募者をまずはRP文や提案書で判断します。

応募者が何も考えずに単価だけ見て応募してきた人か、その案件にふさわしいスキルやキャリアの持ち主であると判断して真面目に応募してきた人かは、文章だけでも伝わるものです。

とりあえずテンプレを埋めて応募してきたような人は誠意がなく信頼できないと判断されがちです。

なかなか案件を受注できない人は事前調査に力を入れて的確にアピールできるようにするといいです。

大学生が就活で企業研究するように案件とクライアント企業/個人が何をしていて、何のために募集しているか詳しく理解しておいたほうが受注しやすくなります。

取れもしない案件のために調べるのは面倒だから数打ちゃあたるマシンガンアプローチする気持ちは分かる。
でも、数より質が大事なんだ。

募集ページに企業理念とか書いてあっても正直興味ないけど、企業はそういうところにこだわってるの。
いい人がいたら長期契約したりヘッドハンティングしたいとも思っているからなるべく誠意のある対応をしておいたほうがいいわね。

スクールや個人指導はやはり効率がいい

独学でも学習できる説に隠された事実

「スクールにいかなくても独学でいける!」というエンジニアは多いです。

ですが、それはエンジニア的思考で「独学でも就職レベルまでの学習は不可能ではない」という程度の意味だったり、過去の自分の苦労を無視した結果論であったりします

もしも同じ人に「自分が独学とスクールではどちらのほうが早く学習できたと思いますか?」と質問すれば「スクール」と答えるはずです。

なんかズルい話だな。
そう言ってる本人もスクールや専門・大学なんかで学んでたりもするし、カッコつけて言ってだけの人も多いはずだ。

独学では右も左も分からない手探り状態からのスタートになります。経験者のアドバイスがあればやらなくていい調査や実験をたくさんして時間を無駄にしてしまうのが独学のデメリットです

「それを一人で乗り越えたからこそ価値があるのだ!」と言われればその通りなので、独学エンジニアに対する評価は高いです。

ですが、独学には挫折率9割という高い壁があるので普通の人にすすめられるものではありまえせん。

9割ですからほとんどの人がやり遂げられない方法を「デキる! デキる!」と言ってしまうのは適切な表現ではありません。

事実として適切な正しい表現は「ほとんどの人は独学できないからスクールなどで教わったほうが早いけど、がんばればなかには独学だけでできる人もいるし、独学でできたほうがすごい」といったところです。

「独学でも出来る!」と言い切ってしまうのは「誰でも簡単に月10万円稼げるノウハウを30万円で販売!」のような詐欺商法に近い部分があります。

もちろん絶対できないとは言えませんし、これを書いている私も「独学でもいけたな」とは思います。

ですが、モチベーションを維持して学習時間を確保しながら、初心者にとっては難しい未知の問題に取り組み続けることができたかどうは分かりません。

独学が失敗する大きな原因はいつでも止められる環境にあるからです。

早く就職できれば黒字化も早い

スクールに行って3ヵ月で就職した場合と独学で1年で就職した場合と比べると、収入の面で270万円くらいの差がでます。(※1ヵ月30万×9か月=270万)

就職に手こずって半年かかたとしてもスクール卒のほうが180万も収入が多くなります。

独学はプログラミング収入はゼロで学習にかけたお金の分だけ赤字になります。

教わった方が効率はいいが独学も気になる

スクールは新卒でも旧卒でも他の仕事をしていても入れますが、まだ正規の進学ルートにはなっていないので転職向けというイメージがあります。

入れるなら情報系の理系大学を卒業しておくとエンジニア的には有利になります。

それ以外で早くエンジニアになりたいならスクールがおすすめです。学習はやり始めが辛いので、最初に学習サービスを使うのも効率がいいです。

もちろん、独学でなるべくお金をかけずにエンジニアを目指すという選択肢もあります。学習を続けられるなら独学でも大丈夫です。

とはいえ、教わるのはもの凄く学習効率がいい法です。

受験勉強やスポーツトレーニングなどでも同じですが優秀な指導者が評価されているのは教わるのが一番早く確実だからです。

勉強なら高い塾や家庭教師にお金をかけられる富裕層のほうが高学歴を狙いやすいですし、スポーツでも優秀な指導者がいる学校が人気なのは事実です。

ところが、エンジニア系スクールは値段が高いので不評です。

これはインフルエンサーが自分のサロンや学習サービスへ誘導するための営業トークやポジショントークの影響が強いです。

また実際の現役エンジニアも、あとから考えると独学でも十分だったと感じるのもスクールのイメージダウンに影響しています。

かくいう私もあとから考えると別に本でも読んで勉強すればスキルアップできただろうと感じます。

たしかに独学でもスクール卒業レベルのスキルになることはできます。ですが、その効率がものすごく悪くなったり、挫折するリスクが高いのが独学です。

今なら無料動画や学習サービスの無料部分、QAサイト、この記事のような説明記事などで勉強できるので、学習コストはどんどん下がっています。

独学ですみそうな条件はそろいつつあります。ですが、それでも挫折しやすいのが独学というものです。

ですので、毎日3時間以上、本気で学習できている人以外はスクールその他の学習サービスを試すのがおすすめです。

それ以外だと、社会人の転職で時間がない人にもおすすめです。社会人が本気で取り組むなら、貯金や自分の将来性を考えて自己投資にお金を使ってもいいです。

独学はお得なイメージですが時間がかかるのが最大のデメリットです。1ヵ月早く就職できればその時点で20~30万の違いが出ます。

よほど悪いブラックSESにでも引っかからなければ働きながらスキルアップできます。

同時に実務経験も積めるのでブラックSESからの卒業やフリーランスになるチャンスも早く高めていくことができます。

独学では自己解決力も高まるので悪くないのですが、現実的に収支計算してしまうと利益のでない学習に長い時間を使ってしまうのは損です。

ということで、本気なら多少の自己投資は惜しまないほうがトータルではお得だということです。

1日3時間以上の学習はムリだから1日1時間でなんとかエンジニア副業で稼げるようになりたいという場合は選択が難しくなります。

この手の人は、たぶん学習が続かず挫折するでしょうが、ネット情報や図書館の本などで安く学習する方法を試してみてください。

行動の習慣化に必要とされる3週間以上、念のため1ヵ月学習を続けられたら見込みがあるので安い学習サービスから試していくのがおすすめです。

独学 VS スクール どちらがいい?

これは本質的には学習にどれくらいお金をかけるかという問題になります。

勉強するのは自分なので独学でもスクールでも同じことです。講師のサポートや教材などで学習効率が変わるのが主な違いです。

スクールほどは高くないので有料の学習サービスも選択肢になります。

独学のメリット・デメリット

メリット

  • 自己解決力が付く
  • 安上がり
  • 自由に学習できる
     

デメリット

  • 時間的な効率が悪い
  • 無駄な学習をしてしまう恐れがある
  • 何をすればいいか分からない
  • リスクが少ないので挫折しやすい
  • 問題解決できない
  • 就職サポート/コネがない

独学では自己解決力が高まり優れたエンジニアになれる可能性があるのが最大のメリットです。

単にスクールを卒業してスキルアップした人と、独学でスクール卒業レベルまでスキルアップした人では独学の人のほうが企業に高く評価されます

プロになれば独学や自己解決が当たり前の世界になるので、独学が理想です。

ですが、子供のころからプログラミングをしえいるとか、エンジニアになるためなら何でもするといった経験や覚悟のある人以外にはなかなか難しいことです。

独学だと学習効率の善し悪しが自分のセンスやスキルに依存するので、大抵は無駄なことに時間を使いがちになるのがデメリットです。

強制力がないので止めるのが簡単で挫折しやすいのもデメリットです。

副業が目的なら狙う案件に必要なスキルだけ高めればいいのですが、就職を目的としてしまうと、最終目的の就職する段階でやり方がよくわからず苦労する恐れもあります。

そもそも「狙う案件」と言われてもどういう選択肢があるのかわからないでしょうから自分で調べないといけません。

簡単に説明すると、案件は公開案件ならネット検索で、非公開案件ならクラウドソーシングや転職エージェントに登録するとみられるようになります。

そういうところから自己解決していくからスキルがつくわけです。ですが、辛くなってきたり、自信がなくなってきたら、メンターや安価な学習サービスに頼るのもいいでしょう。

「本は図書館にあるし、お金を使うのは絶対に嫌だ!」という人は、自分が何をしたいのか目的をよく考えて、多少の予算は自己投資に回したほうが効率がいいです。

お金を使わないことや独学じゃないといけないことが絶対条件ならそれでもいいのですが、目的が副業や就職なら月5千から1万円くらいのお金をけちるのはもったいないです。

学習は自分が何百時間も取り組み、収入が出るまでは趣味のようになることですから、学習自体も効率化/最適化する方法を探したほうがいいです。

このあたりでは副業と就職を同列で扱っています。

副業するにも実務経験が求めらえる風潮があるので一度は就職したほうが効率がいいです。就職できるレベルのスキルがあれば辞める必要もありません。

自由な時間がほしければフリーランスを目指せばいいですし、結局、副業狙いでも就職まで視野に入れたほうがよくなります。

有料の学習サービスのメリット・デメリット

メリット

  • 目的に合った安価な学習ができる
  • 質問回答が早いサービスもある
  • メンターをつければ個人指導を受けられる
  • 値段によってはスクールに近い就職サポートもある
  • 学習コミュニティーがあれば使える

デメリット

  • 多少のお金がかかる
  • 就職に向けた体系的な学習がしにくい
  • 就職サポート/コネが弱い

独学 VS スクールの折衷案として賢い選択肢になります。目的や必要に合わせた賢い学習ができます。

デメリットは中途半端になりがちなことです。副業や就職サポートをしていてスクールに近いサービスもあるので、副業目的でも使えます。

ですが、そういうサービスでは費用がやや高額でスクールに近くなります。

それを使わない場合は、全体の学習目的や管理は自分でやらないといけないので体系的な学習をするには少し効率が悪いです。

これは学習サポートをしてくれる安価なサービスやメンターを雇うことでも対処できるので不安な人は試したほうがいいです。

スクール

メリット

  • 就職を目的とした効率的な学習ができる(就職までの期間が短い)
  • 個人的に質問できる
  • 教える体制が整っている(効率がいい)
  • 就職サポートに期待できる(企業とのコネがある)
  • 仲間からも情報収集するチャンスがある

デメリット

  • スクールにもよるが費用が高いところはかなり高い
  • 就職がコネのある企業に制限される恐れがある(特に低スキルの場合)
  • ポートフォリオが企業に不人気(改善されつつある)
  • 企業に不評なスクールもある

ヘビーなスクールでも副業サポートをしているのでお金があれば十分選択肢になります。

とはいえ、お金は大事ですから費用が高いというのが一番のデメリットです。

一時的に人気が出すぎたせいで勢いは少し衰えていますが、それでもスクールが存続しているにはそれなりに理由があります。

スクール最大のメリットは副業開始や就職までの期間がショートカットできることです。学習に長い時間をかけてしまうと、得られたはずの収入やスキル/キャリアなどの機会損失が発生します。

副業であっても早く収益化しないと相対的に損だということです。時は金なりと言われるように時間もお金と同じくらい大切です。

インフルエンサーがよく言っているあおり文句のようになってしまいますが、副業で月10万稼げるようになるなら、スクールに何十万かけても半年そこらで元が取れるのは事実です。

最後にもうひとつ致命的なデメリットがあります。それは副業や就職できるレベルまでスキルアップできないリスクがあることです。

スクールにも入学審査がありますが、誰でも通るレベルなので実質的にはお金さえ払えば誰でも入れます。

スクール性の質がピンキリなのであまり向いていない人や、なかには初めからやる気のない人まで入ってきてしまいます。

そういう人たちまで無理やり就職させようとするので底辺人材のスキルはひどいことになり、スクール自体の評判が下がったりしています。

普通に考えて自分がまともに就職できない、あるいはエンジニアには向いていないとか、やりたくなくなってしまったときは、高い学習費用が無駄になってしまいます。

これへの対策には安い学習サービスを先に試しておくことをおすすめします。そのままスキルアップしていけそうなら続けてもいいですし、ムリそうならスクールを検討することもできます。

同じスクールに行くにも自分の納得感が高まるので安い学習サービスを試してみるのはおすすめです。

プログラミング副業がやめとけと言われる理由

まず、やめとけといっている人に多いのが、ライターやデザイナーを勧めているパターンです

ライターやデザイナー、動画制作などもありますが、こちらのほうが習得難度が低いので早く稼げると主張して、そちらの学習教材やスクールを勧めていることがあります。

それはそれで合理的な話ですが、純粋な意味でプログラミング副業がダメだといっているとは考えにくいです。

WebライターなどはChatGPTなどの出現で需要も時給が下がっているので、稼げるようになってしまえば、プログラミング副業のほうが安定して高収入が狙えます。

このメリットを説明していない人もいるでしょうから、プログラミング副業のほうが収入アップが期待できる金額が大きいことは覚えておいてください。

とはいえ、私が純粋に考えても、難度が高く稼げるようになるまでに時間がかかりすぎるので、お金だけが目的なら別の仕事のほうが稼ぎやすいというのは事実です。

事実は事実として正しく認識しておくべきです。

さて、エンジニアの副業は主に2パターンあります。現役エンジニアが対象の副業と未経験でもチャンスがあるクラウドソーシングです。

現役エンジニア向けの副業は時給2000~5000くらいで、フルタイム勤務の相場に近く、月収プラス10万などかなり稼げます。

クラウドソーシングは価格破壊が進んでいて稼ぎにくいですが、未経験可ですし、スキルアップすれば時給2000円は狙えます。

エンジニア以外のライターや動画作成、せどりなど比べるとかなり稼げる副業といえます。

ただし、エンジニア副業はクラウドソーシングであっても、現役エンジニアもライバルになるので、案件を受注するのは難しいです

エンジニアスキルだけでなく、自分の営業力やコミュニケーション力も高める必要があります。

案件受注以前に、プログラミング学習自体の難度も高いです。独学でのプログラミング学習の挫折率は9割と言われています。

数100時間も勉強した挙句に挫折してしまうよりは、その時間を別のアルバイトで確実に稼いだほうがよかったということになりかねません。

プログラミング副業に手を出すなら稼げるまでやり続けると覚悟を決めてから学習を始めたほうがいいです。

やめておいたほうがいい理由
  1. 学習コストが高い:他の副業よりも長時間の勉強が必要、挫折すると時間の無駄
  2. 副業の競争率が高く仕事が取れない
  3. 個人では学べないチーム開発の案件が多い
  4. 営業力がないと仕事が取れない
  5. コミュニケーション力が求められる
  6. 収入が安定しない

すぐにお金が必要な人や毎月3万以上の副業収入がないと困るような、安定収入を期待している人にも向いていません。

ですが、幸いなことにプログラミング学習でえたスキルは積み重なっていくので、がんばっていれば、いつかは稼げるレベルのエンジニアになれます

いくら変化が早いテック業界であっても、今使われている技術であれば最低5年くらいは需要がありますし、もっと長く使える技術もあるでしょう。

がんばった成果はスキルとして自分のなかに積みあがっていくのだから、希望もやりがいもあります。

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FAQ

プログラミングの副業の平均収入は?

信頼できそうな統計データが見つからなかったので私の知る範囲での相場からお答えします。

時給ベースだとフリーランスが4000円、社員エンジニアが2000円、未経験で副業案件が引き受けられているレベルなら1000~2000円くらいが相場です。

月50時間働くとすると、フリーランスが20万、社員エンジニアが10万円、未経験副業が5~10万という計算になります。

スキルと案件にもよりますが、リファラルで実力を認めてくれる会社があれば時給5000円くらいまでは普通に狙えるチャンスがあります。

プログラマーは稼げるのか?

一般の方がイメージするプログラマーはWebエンジニアやシステム系のSE/PGに当たるかと思います。

スキルや担当業務で収入にバラつきがありますが、おおむねサラリーマンの平均よりは収入が多いと言えます。

エンジニア業界における管理職やリーダー層になると一般企業の部長職などよりも年収が高い人が多いです。

稼げるかという質問には仕事の量や人材の需要があるかという意味も含まれるでしょう。

需要という点では他のDX/IT/AI化の社会情勢の中でも高い需要を維持していて、今後も需要が高まると見られているので稼げる職種と言えます。

DX/IT/AI化はどれもエンジニアが手を動かして実現することですから、まさに時代の流れにマッチした職種と言えます。

気を付けないといけないことは、ITやエンジニア業界では職種としてのプログラマーは下位層に位置していることです。

上位にリーダー、マネージャー、設計、その他の管理職などがあり、こちらのほうが収入が多くなります。

またプログラマー自体は比較的若い人が担当する仕事で、経験を積むと設計や管理系の職種にキャリアアップしていく傾向があります。

60歳などの定年までプログラマーを続ける人はかなり少ないです。

プログラミングは誰でも出来るのですか?

たとえば、英語なら文法と言葉が分かれば出来るようになります。英会話だと3000時間かかると言われています。

プログラミングの場合は、データ取得や並び替えなどの目的を実現する方法をコンピューターに指示する方法が分かれば出来るようになります。

就職/転職できるレベルになるには500~1000時間の学習が必要だと言われています。(※時間は職種によって異なる)

具体的にコンピューターに指示する手順がプログラミングです。

プログラミングの世界では知識量よりも、抽象的な理解力のほうがが大切です。

やるべきことが分かればあとは実現方法を探すだけだからです。探すというのがくせ者でいろいろ調べないといけないのでプログラマーを悩ませる部分ではあります。

データ取得ならファイルから取得するのか、データベースにアクセスするのかなどの取得元と取得方法を考えないといけません。

それらが分かったら、どの言語でどう取得して保存するのかといった具体的な方法を考えます。

プログラミングが出来るとは目的の実現方法や問題の解決方法をより適切に考えて実現することをいいます。

ですから、知識もあればあるに越したことはないですが、コンピューターを使った課題解決能力がプログラミングのスキルだと言えます

趣味のプログラミングでは何ができる?

スキルがあればたいていのことは出来ますが、何をやるというよりもプログラミングのような人の感情とは関係ない論理的な世界に触れてみることには価値があります

趣味のプログラミングでやりやすいのは次です。

趣味のプログラミングで出来ること
  • ブログやWebサイト制作やカスタマイズ
  • スマホアプリ制作
  • 仕事の効率化ツール作成
  • 競技プログラミング

何をするにしても目的を持って学んだ方が楽しめます。

paizaラーニングのようにスキルを評価してくれる学習サービスもあるので、ゲーム感覚で高評価を目指して学んでみるのも面白いでしょう。

paizaで高評価を得ると企業からスカウトしてもらえるので、話を聞いてみてそのままエンジニア転職してしまう手もあります。

社内でVBAやExcelマクロなどで業務効率化ツールを作って他の人に使ってもらえると喜ばれるので趣味のプログラミング学習に向いています。

そのままスキルアップして社内SEを目指してもいいでしょう。働きながら学べて周りからも喜ばれるので、プログラミングの入門におすすめです。

クラウドソーシングでいくら稼げる?

ある程度スキルがあれば時給2000円くらいは狙えます。

ですが、現役エンジニアが参入していてレベルが上がっているので未経験エンジニアが仕事をもらうのは難しくなっています。

そもそも高単価案件は少ないので高収入を狙うなら大企業やSIerへの転職、フリーランスのエージェント高単価案件を狙うほうが現実的です。

逆に安い仕事はたくさんあります。クラウドサービス内での評価を高めないといい案件は取りにくいので、最初は安めの仕事で実績をつけていくのもいいでしょう。

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