相談するなら現役の人や経験者がいいです。知識や経験があるからです。それ以外の人に相談すると一般論を根拠にした普通のアドバイスをされることが多いです。
知らない人が的確なアドバイスが出来ないので当たり前のことです。ですから、相談するなら知識や経験のあるの人でないとあまり意味がありません。
転職の相談は大抵反対されます。今の仕事を頑張った方がいいと言う人が多いです。
なかには心理学でドリームキラーと呼ばれる他人の夢を邪魔しようとする人もいます。
ムリだと否定するだけの人ではやる気をなくされるだけです。また、その人が自分の選択に責任をとってくれるわけでもありません。
そういう人には相談しても意味がないのでさけたほうがいいです。
学生など未就職の人が目指すのなら、多くの人たちが応援してくれるかもしれません。
サラリーマンがフリーランスになるのは大抵の人が反対します。
ちゃんとしたアドバイスが欲しいならエンジニアなら現役のエンジニア、フリーランスなら現役のフリーランスに聞くのが一番です。
彼らは現役なので今の生の情報や自分が苦労した経験から的確なアドバイスをくれるはずです。
人は社会的な動物なのでそもそも誰かの役に立ちたいと思っているものです。あまり親しくない人からも予想外の良いアドバイスがもらえるかもしれません。
学校の進路指導とか家族・友人などは身近にいるので相談はしやすいです。
ですが、残念なことにエンジニアやフリーランスのことはよく知らない人たちなので肝心の答えが的外れなものになりがちです。
身近にエンジニアやフリーランスの人がいないという人も多いでしょう。そんな人はネット検索がおすすめです。
もちろんこのブログもあなたのお悩みに答えられるように作ったものなのでぜひ参考にしてください。
結論 ここに相談すれば安心
相談相手は同僚・友人・家族ではなく現役が一番
エンジニアへの就職・転職を身近な人に相談すると友人・家族などは応援してくれるかもしれませんが、同僚などライバル関係にある人は反対しがちです。
どの人も自分の立場からのポジショントークになりがちなのでアドバイスもあまりあてになりません。
あてになる相談相手は現役の人たちです。
中にはイマイチな人もいるかもしれないので何人かに相談しておけば安心です。
相談サービスを使いこなせ!
相談の目的で使うべきものが変わってきます。
就職/転職相談なのか、具体的なプログラミングを教えてほしいのか、自分も相談目的にあったものを選びましょう。
(1)まずはQAサイトで検索するのがお手軽
Yahoo知恵袋とかも使えますが次のエンジニア専門のQAサイトのほうがおすすめです。
Qiita、teratail、スタック・オーバーフロー
(2)お金をかけたくないなら SNS の Twitter やブログコメント
無料なのはいいですが真面目に答えてもらえないこともあります。そもそも答えてもらえるかも分からないので急ぐときは有料サービスを使った方がいいでしょう。
(3)予算月1,000~3,000円 エンジニア系のオンラインサロンや学習コミュニティ、Webサービス
どんな質問でも受け付けているところ以外はエンジニアの技術学習向けが多いので最初は質問していいか確認しながら質問するのがいいでしょう。
(4)予算月3,000円以上 詳しい人に個人的に質問したり指導を受けられる有料サービス
直接聞けるので急ぐならこれが一番手っ取り早いでしょう。
MENTA(メンタ)、タイムチケット、ココナラ
(5)転職・副業ならエージェントやマッチングサービスで案件を探す
ココナラ(副業支援)、LinkedIn、学習サービス、その他の転職エージェント
(6)プログラミング/エンジニアスクールの無料相談
相談だけなら無料のところが多いようなので使えます。
ですが、入学する気もないのに相談だけしてしまうのは相手に失礼なので基本的なところはネット検索などで調べてから最後に相談したほうがいいでしょう。
オンラインの学習サービスが安いのでそれとくらべると学費が高いと批判されがちなのがスクールです。
ですが、卒業生がたくさんエンジニアとして活躍しているように学習環境としてはかなりいい部類に入ります。
なんといってもプログラミング学習で最大の問題となる挫折率が最も低いのがメリットです。
他のサービスを使はイヤになったときにいつでも止められますし、お金の切れ目が縁の切れ目となってしまうので挫折しやすいです
強い意志があって絶対に自分は挫折せずに学習し続けられるという人以外にとってスクールはそれほど悪い選択肢ではないのです。
とはいえ、就職先や違約金など外からは分かりにくい闇があることもあるので入学するのであれば先に疑問を晴らしてからにしたほうがいいです。
スクールを悪く言う人が多いから少し反論しとくけど、全部のスクールがネットで言われるような本当のブラック経営をしてたらとっくにつぶれてるだろ。
残ってるってことはそれなりに世の中の役に立っているってことさ。
ネットは悪口のほうがうけるからやり玉にあげられた感もあるしな。
そもそも学費だけなら大学だって高いし何年もかかるし引っ越して通学すれば生活費もかさむからコスパはよくないよな
比較する基準の問題なんだよ。
だけどネットの学習サービスとかサロンがやたらと安いのはたしかだからここは冷静に考えないとダメだな。
とはいえ、学習サービスで独学して挫折しかけてからサロンに入って、その後にスクールにいってめでたくエンジニアなれたという人もいるから、まぁ人それぞれだろ。
それなら、
まずはネット検索だけで独学して、
次に安い学習サービスを使って、
次が学習サロンやコミュニティーに入って、
さらにメンターを付けて、
最後はスクールに頼る、
これでいんじゃないか?
時間のある大学生や社会人の転職ならそれでいいだろ。
時間が限られている高校生とかだとムリだから進学先のひとつとしてスクールを入れてもいいな。
まぁ、理想をいうとエンジニアなら高偏差値の理系大の情報系学部が就職に有利なんだが、人それぞれ事情が違うから自分の力が活かせそうな道をえらぶのが正解だな。
フリーランスになればどうせ学歴なんて関係ないから好きな道を選んでくれ。
理想は知り合いの現役エンジニア
いないから検索してこの記事にたどり着いたのだろうとは思いますが、いるならこれが理想です。
とはいえ、エンジニア・IT業界の中はいろいろなジャンルに分かれているので自分が進みたいジャンルの現役の人でないと信頼性が落ちます。
ジャンルによって状況が全然違うのでエンジニアという大きなくくりが同じだからと言って信用しすぎてしまわないように注意しましょう。
エンジニア以外の職からのエンジニア転職
大抵の人が引き留める
人の心には心理学でいう現状維持バイアスという傾向があって問題がないかぎり現状維持したほうがいいと思うようになっています。
エンジニアが悪いということではなく転職という現状維持をしない行為に対して不安や抵抗を感じてしまうのです。
大抵の人がそう感じてしまうので転職の相談をしても大抵の人たちが反対してしまいます。
転職の相談をするとだいたい反対されるんだが、それは人の本能とか常識みたいなものだからあまり気にしなくてもいいぞ
心理的な反射反応のようなもので強い根拠はないことが多いので気にする必要はありません。
自分の人生は自分で決めたほうが後悔の少ない人生にできます。
人が歳を取って寿命わずかになってくると何を考えるのかという研究があってその結果、何かやったことよりも、何かをやらなかったことを後悔することが分かっています。
もちろんエンジニア転職にチャレンジしなくても生きてはいけます。
ですが、一度でもそう考えたことがある人は人生の最後でチャレンジしておけばもっといい人生になったかもしれないと思ってしまうはずです。
エンジニアのフリーランスへのキャリアアップ
エージェントに無料相談
実務経験があるなら相談するのが早いです。細かいことまで聞かれることがあるのでスキルシートがあると便利です。
自分のエンジニアとしての価値はスキルシートでアピールすることになるので作っておきましょう。企業側もこれを見て採用するか決めます。
スキルシートには主に言語・フレームワーク・開発環境などの実務経験をまとめます。
エンジニアは色々な言語などを並行して使うので実務経験の年数の合計が実際の就業年数よりも多くなっても大丈夫です。
実年数よりスキルレベルが何年相当がという意味合いが強いからです。
出来るけどやりたくない言語などは経験年数を少なく見積もったり、いっそのこと書かなくても大丈夫です。
年数を多く書いてしまうと詐欺にあたるのでダメですが、どうせ断るなら時間の無駄になるので現実的には書かないほうが効率的だからです。
自分がアピールしたいことが目立つようなスキルシートにしましょう。
エージェントによってはスキルシートの他に職務経歴書も必要になります。これはどの業種で何年働いた経験があるかまとめたものです。
客先常駐などの自社開発以外のエンジニアなら普段の面談で使っているので完全コピーにならない程度に流用すれば大丈夫です。
当たり前の話ですが、普段使っているであろうスキルシートや職務経歴書は自分のデータではあるものの会社が作ったもので一応は社外秘の資料にあたります。
そのまま使わずにカスタマイズして使いましょう。
とりあえず使うなら次のエージェントあたりが案件数が多いので便利です。
⇒
上司や同僚は引き留める
基本的には上司や同僚にも現状維持バイアスが働くので現状維持を肯定する理由、つまり転職をしないほうがいい理由を探そうとすることが多いです。
上司やリーダーなどの立場からすると自分の部下が会社を辞めてしまうと自分の評価が下がりやすいので引き留めようとします。
当面の人手、つまり労働力が減ってしまうのも困ります。
5人でやっていた仕事を4人でやらないといけなくなればひとりあたり25%も仕事量が増えてしまう計算になります。
人が減ったからといって人を増やそうとしても会社はそんなに簡単に新しい人を補充してはくれません。
そもそも部下の数が減るというのは会社内の自分の勢力が小さくなることでもあるので上司としてはさけたいのが普通です。
そこで「ひとつの仕事を3年は続けられなければ世の中で通用しない」といったよくある引き留め文句を言ってきたりします。
同僚の人たちも人手が減って自分の仕事が増えると困るのは同じです。
自分と同じ仕事をしていた人がエンジニアになって高給取りになってしまうと嫉妬してしまうのでこれも引き留める理由になります。
誰だって数年前まで自分と同じ仕事をしていた人が今では2倍も3倍も多くの給料をもらっていると知れば悔しいものです。
皮肉なことですがライバル関係にある人なら喜んで応援してくれるかもしれません。無責任な人もテキトーに応援してくれることが多いです。
転職を応援してもらえると嬉しいけどその人が必ずしも味方とは限らないんだな
世知辛いもんだ
進路指導員や転職エージェント
就職・転職の相談先としては悪くありません。ただし、彼らのゴールは就職や転職までなので注意してください。
その後にどうなるかは彼らにとってはあまり重要なテーマではないのです。
職に就くまでは応援するがその後は自分で頑張れといった感じの人たちだな
特に転職エージェントはビジネスでもあるので彼らの都合で偏ったアドバイスをしてくることがあるのでその当たりは差し引いて考えたほうがいいです。
とはいえ、有効な情報源でもあるのでうまく活用していけばいいでしょう。統計データなどを持っているはずなのでそこは参考になります。
ですが、就職率99%とかは実際にはあまり当てになりません。エンジニアのスキルは個人差が大きいので平均化しにくいからです。
それと就職先も贅沢を言わなければエンジニアとは言い難いデータ入力作業などいくらでもあるので就職率を上げるだけなら意外と簡単に出来てしまうという問題もあります。
それでは大手と取引のある会社ならどうかというと、エンジニア業界は大手が元受けでSESなどは3次請け、4次請けなどの階層構造になっているので大抵の仕事は大手が引き受けていたりします。
フリーランスで4次請けのSESから仕事を頼まれると自分が5次請けとなってしまうこともあります。
ということで、大手と取引があるのが普通なのでアピールポイントとしては弱いです。
それでは統計データはどこを見ればいいのでしょうか?
一概には言えませんが、自分のキャリアプランにあった業種やどの地域の会社との取引が多いとか客観的なデータを見るようにすればいいのではないでしょうか。
エンジニアの仕事は自分のキャリアやスキルとの相性で決まってくるのでデータで平均や確率を調べてもあまり当てになりません。
ですから、それほど気にしなくてもいいが、一応どんなデータが出ているのか確認するくらいでいいかと思います。
田舎からリモートワークしたい
未経験からの就職/転職の採用試験でリモートワークを希望すると少し嫌がられます。リモートはスキルのある経験者向けのサービス要素があるので初心者にすぐにやらせられるようなものではないからです。
面接ではリモートワークしている人がどれくらいいるか確認するくらいにしておくといい。
やりたいのかと聞かれたら、いつかやってみたいくらいに入っておけばいい。
リモートの希望は入社してから言い出せばいんだ。
リモートワークできる職場は求人件数ベースで5~10%と少ないです。
あるにはあるので無理ではないというレベルです。案件が少ないので他の条件面では妥協も必要になってきます。
まずは信頼されないといけないので新人エンジニアがリモートワーク出来るようになるには時間がかかる傾向があります。
とはいえ、リモートワークに積極的な企業もあるので新人からリモートワークするのも不可能ではありません。
ですが、やはり優先すべきはスキルやキャリアパスなどで自分のエンジニア価値を上げていくことです。
新人さんはしばらくはリモートワークにはこだわらないほうがいいです。
リモートワークを目指すならお堅い政府系や金融系の案件でリモートワークするのは難しいのでさけたほうがいいです。
Web系などの初めからリモートワーク可能な案件が多い職種でキャリアパスを進めていく計画を立てておいた方がいいです。
業務システム系で報酬のいい企業はリモートワークを導入していない
相談というテーマからは少し離れますが大事なことなのでリモートワークと住む場所についても説明しておきます。
世界的な大事件であるコロナ禍でも通勤は満員電車のままでした。それくらいリモートワークできる職場は少ないということです。
儲かっている大きな会社のほうが自社システムやECサイトの効率化を検討しているのでエンジニアの仕事も多いです。
儲かっている会社は重要な金融情報や個人情報などを扱う傾向があります。リモートで社外からアクセス出来るようにすると情報漏洩のリスクが高まるのでリモート化は難しいです。
出来たとしても安全性を確保しないといけないのでまだ何年も先のことになるでしょう。
特に金融系の情報管理は厳しいです。エンジニアであってもスマホ・携帯の持ち込みが禁止で入り口のロッカーに預けないと入室できない会社もあります。
仕事中にスマホが見れないのは不便だぞ
慣れれば気にならなくなるけど
社会システムや通販サイトなどの開発や運用ではリモートワークはまず出来ないと考えておいたほうがいいです。
もしもリモートワークを狙うならシステムではなくアプリ開発がおすすめです。単体のアプリなら個人情報や金融情報をあまり扱わないのでリモートワークを導入するリスクが小さいからです。
それでもまず自分がその会社から信頼を得ないといけません。普通は数年かかるでしょう。
入社や契約のときに先にリモートワーク希望だと伝えておけばチャンスが巡ってくるかもしれないといったところでしょう。
ですが、単価が低いという問題があります。リモートワークは報酬が少ない傾向があるのです。高収入を目指すには向いていません。
残念ですがリモートワークと高収入を両立するのは特に新人だとかなり難しいです。
スキルアップしてキャリアを積んでいけばチャンスはあるのでリモートワークを目指すか、素直に高収入を目指すかのどちらかにしたほうがいいでしょう。
リモート撤退企業が続出中
いったんリモートにしてみたものの、出社させたほうが生産性が高いので元に戻す動きが活発化しています。
長年やっている会社ではリモートだと管理コストがかかり給料の高い管理職の時間を奪ってしまったり、新人教育がやりにくいなどのデメリットがあります。
元々、出社前提で仕事を最適化してきたノウハウがあるのでそれを活かす戦略です。
ベンチャーなど新しい会社はそういうノウハウがないのでリモートでも生産性はそれほど変わりません。それでリモートを継続しやすくなっています。
どちらがいいのかというと、会社運営としてはリモートにしてリモート運営のノウハウを高めてい言ったほうが将来的には有利になるでしょう。
リモートには通勤費や作業場の経費、時間節約などの利点があります。それを活かしつつ生産性を上げるノウハウを積み上げていったほうが将来的には生産性があがるはずだからです。
会社に常駐するほうがコミュニケーションは取りやすいですが、派閥争いや恋愛沙汰など会社組織にとって効率の悪い部分もあります。
これから事業拡大していくならトータルではリモートのほうが有利なのでリモート運営スキルを高めていくほうが有利なはずです。
東京に住んだほうが有利
職住近接と言って仕事をするなら職場の近くに住んだ方がいいと言われています。時間や労力、交通費の節約、仕事に気持ちが入りやすいなどのメリットがあります。
エンジニアなら長時間労働でゴリ押ししたり、強制的なデスマになったときも自由時間が多い分だけ有利になります。
リモートワークが普及しても実際の仕事ではまだまだ直接会って話すことが欠かせません。
会社との契約や仕事の打ち合わせは直接面談するのが基本です。リモートワークでもZoomやテレビ電話だけで一度も会わずに仕事を引き受けることは難しいでしょう。
かなりの信頼関係があれば電話だけでも大丈夫ですが普通は顔を合わせないで契約を結ぶのは至難の業です。
エンジニアとして成功して高収入を目指すならむしろ東京の山手線エリアに住むのがおすすめです。
自社開発している会社に勤めるならいいですが、派遣型の客先に常駐する仕事だと最初はだいたい3ヵ月契約で3ヵ月ごとに更新していく形になります。
下手すると3ヵ月ごとに違う職場で働く可能性もあります。職場が切り替わるときは今月までは赤羽、来月から上野といったようになります。
エンジニアというかIT業界の会社は東京に集中しているので多少家賃が高くても都心に住んだほうが通勤時間が短くなって自由時間を増やしやすくなります。
特に仕事が忙しくなってしまって終電まで残業するようなことになってしまったときには家が近いメリットが活きています。
遠くに住んでいる人より1時間も2時間も長く残業できればそれだけ現場での評価も上がりやすくなります。同じ時間に帰っても1時間も2時間も自由時間は多くなります。
仕事が遅いから残業時間が多いのだとマイナス評価されたり、あるいはサービス残業でお金がもらえないなら早く帰ったほうがいいです。
ですが、普通はその頑張りを見ている現場の上司がいるものです。長時間労働をすると現場からの評価は上がる傾向があります。
新人やその職場に入って間もないころは手軽に信頼が勝ち取れる裏技のようなものなのであえて長時間労働をする手もあります。
体や精神を病んだりしなければエンジニアの長時間労働はそれなりにメリットがあるな。
給料が増えてスキルアップも出来るから一石二鳥だ。
これが都心ではなく遠くの田舎とかに住んでしまうとそうはいきません。早く帰ってしまうので周りから少しイヤな顔をされる恐れも出てきます。
千葉あたりに住むと安くて広い家には住めるのが良い所です。落ち着いた田舎に住みたいという人にもいいでしょう。
それと引き換えに通勤という時間と労力の浪費を強いられるのであまりおすすめではありません。
早起きしないといけないし乗り換えなども面倒で効率が悪いです。
とはいえ、今なら移動中もスマホで勉強したり動画を楽しんだり出来るので昔よりはかなり快適になってきています。
田舎に住むデメリットは他にもあります。それは気持ちが緩んでしまうことです。
田舎ののんきな雰囲気にさらされるとバリバリ働こうという気持ちになりにくくなってしまいます。
高給取りになれば田舎に住んでいても新幹線通勤できたりするのですが、気持ちが緩むのであまりおすすめではありません。
気持ちが緩むというのはやる気が消えていくようなイメージです。
ということで、まとめると新人でキャリアの浅いうちは山手線エリアで家賃の安いところに住んで、そこからランクアップさせていくのがおすすめです。
リモートワークさえ広まってくれればどこに住んでもいいはずなのですが広まりそうな雰囲気はあまりありません。
フリーランスからの独立起業
サラリーマン・フリーランスは引き留める
フリーランスはすでに独立しているのですが、個人事業主から人を雇ったり共同で事業を行うことをここでは独立起業として扱います。
独立企業はサラリーマンや派遣社員、フリーランスなどから見ると格上なので現状維持バイアスや嫉妬心などから反対されがちです。
起業する業種がどんなものか知らない人は引き留めようとします。
とはいえ、フリーランスの人たちは個人事業主でもあるので人を雇って事業拡大しようかと一度くらいは考えたことがあるものです。
ですから、フリーランスの人たちは応援してくれる人もいるでしょう。節税目的で会社を作って人は雇わずひとり社長をしている人もちらほら見かけます。
ですが、自分がフリーランスをしているということは自分はまだ事業を拡大できていないので結果的には大変だからといって引き留めようとする人が多いです。
フリーランスになると会社にして法人税に変えて節税をしたくなるものだ
会社を作るのことは自体はがんばれば出来なくはないレベルだ。
税制を調べたりすると大変だからなかなか手が出せないのが現実だな。
年間所得900万あたりから税率が高くなるから会社を作ろうかなと思う
ところが、経費や仕事の責任も増えるしなかなか超えなかったりするものだ。
フリーランスにも現状維持バイアスが働くのとエンジニアは最適化思考でコスパを考えるから余計な作業が増えるのを嫌う人もいるな。
このあたりの話になってくると自分の生き方の問題になってきます。
ひたすら高収入を目指して企業したり、クライアント企業にスカウトされ就職してしまう人もいます。
比較的仕事が楽で収入のいいコスパのいいラインに最適化していくかというのもエンジニアらしい生き方と言えます。
全体としては仕事は時間をお金に変えることだという認識になってくるので自由時間や家族との時間を優先するか収入を優先するかという選択肢になってきます。
収入額では月100万か年1000万を超えると満足してしまってそれ以上は上を目指さなくなる人が多いです。
そこまでいけば十分立派なものだ。
高収入になると仕事もそれなりにリスキーで責任や付き合いも増えて精神的に辛くなってきます。
なので踏みとどまるのもそれほど悪い選択肢ではないでしょう。
現役の人に相談する(正解)
喜びや苦労などメリット・デメリットを教えてくれる
「悩んでいる」とか「迷っている」と言えばアドバイスをくれる人はけっこういるぞ!
「現役の知り合いがいない」と言われると困りますが、今はSNSや掲示板もあるので頑張って何かしらの方法で現役の人に質問するのが一番いいです。
それでもダメなら経験談などを探すのもいいです。
現役のエンジニアやフリーランスの人たちは自分の経験を元に具体的なメリット・デメリットを教えてくれます。
実際に会って話せれば生の情報を教えてくれたり、応戦してくれて自分が取引している会社を紹介してもらえるチャンスもあります。
現役の人に相談するとかなり有益な情報が得られるのでチャンスのある人はぜひ試してみてください。
相談すときの注意ですが、時間がかかると嫌がられるので休憩中や食事中などに「3分で終わるので教えてください」と言うと答えてもらいやすくなります。1~5分くらいならだいたい大丈夫でしょう。
相手にもよりますがエンジニアやフリーランスの先輩でもあるのでちゃんと礼儀を守ってあまり馴れ馴れしくしないようにしたほうがいいでしょう。
同じ質問を何度も聞いたりすると頭の悪い人間だと思われてあまり相手にされなくなってしまうので的確な質問ができるように準備しておいたほうがいいです。
下の職種へは移りやすい
社長⇒フリーランス⇒エンジニア⇒その他の職、どれも可能
一度社長をやっちゃったから今さら人の下で働くのはイヤなんだよね
昔、いっしょに働いていたおじさんがそんなことを言っていました。雇われ社長だったそうで首になってしまったとのことでした。
個人のプライドの問題でしょうが、社長経験者を雇ってくれる会社はあります。その経験は評価されます。
フリーランスのエンジニアとしてクライアントの会社に常駐して働くと色々な声がかかります。
「うちの会社の社員にならないか?」、「うちの会社と契約しないか?」といった誘いはそこそこあります。リリースなどプロジェクトの切り替わりで人が入れ替わるときにが狙い目です。
自分から連絡先を聞きに行くくらいの積極性があると人脈が広がるのでおすすめです。
独立起業して会社を経営している人は人材を増やそうとするのでそういう人が同じ職場やプロジェクトにいると契約更新で辞めていくときなどに声をかけてきたりします。
フリーランスから会社員に戻るのは簡単です。
がんばってエンジニアになってみたもののやっぱり辛いからやめたくなる人もいないことはないでしょう。
自分の手に負えない仕事をやらされたり、上司に強く怒られたりすると引きこもって職場に来なくなってしまうような人がいます。
そうならないように企業の人事部も審査しているのですがやたらと人を雇ってしまうSESなどではたまに見かける光景です。
仕事の割り当ては社員であれば企業の営業や社長などの判断なので自分のスキルが足りないせいだと考える必要はありません。
会社は無理して難しい仕事を引き受けてしまったか、エンジニアのスキルをちゃんと把握できなかったということですからエンジニア個人に責任はありません。
入社や契約のときに実際の自分のスキルよりも高いスキルがあると言ってしまったような場合は自分の責任なので改めたほうがいいです。
出来ることはできる、出来ないことは出来ないとちゃんと本当のことを言い嘘をつかないのが専門職の常識です。
営業マンの交渉の駆け引きなどとは違ってやることがはっきりしているので本当のことを言わないといけません。
誠実に本当のことを言って働いていたのにどうしても辛くなってしまったときは、私ならスキルアップをおすすめしますが、元の職や別の職に変えることもできます。
エンジニアで失敗したから人生が終わってしまう、ということにはならないのでこの点は安心してください。
わがままを言わなければ仕事なんていくらでもあるから気にするな
結局はプライドの問題かしらね
キャリアダウンはいくらでも出来ます。ですが、もちろんダウンしないほうがいいです。
エンジニアのスキルは積み上がっていくものなのでひとつのプロジェクトでうまくハマらなくても次のものにチャレンジしていけばいいだけです。
私はフリーランスなので面談で話を聞けばその仕事が出来そうか難しそうなのかはだいたい分かります。相手の採用担当の方も多分同じなのでしょう。
出来ない仕事を引き受けることはまずないので仕事が難しくてすごく困ったということはほぼありませんでした。
エンジニアは仕事内容がはっきり決まっている専門職なので正直に誠実に働いてスキルアップしていければまず問題なくやっていけるはずです。
とはいえ、いい加減な会社もあるのでそういうのとはなるべく早く手を切った方がいいです。
「うちのエンジニアは優秀で何でも出来る」といって難しい仕事を引き受けてきてエンジニアに仕事を丸投げするような無茶な社長もいます。
そのときに見たのが先に書いた引きこもりになったエンジニアです。
違う言語の経験しかないのに仕事をさせた上に出来ないと「お前のスキルが足りないからだ、三下エンジニアだからだ」と威張っていました。
私もその場にいたのですが、「私を三下グループに混ぜるんじゃない」と思いつつ、「元々オーバースキルの仕事だから自業自得だな」と思っていました。
難しい仕事をキャリアの浅いエンジニアに丸投げするからそうなるのです。社長が悪いです。
その引きこもりになった人は経験年数が少なめだったので社長の言葉を真に受けてしまったほうです。
間違ったことを堂々と言って威張っているだけの人もいるのであまり気にしないほうがいいです。
私のほうはさすがに引きこもるほどのスキル不足にはならなかったのでせっせと働いていました。
ですが、契約更新のチャンスが来たときは契約を切ってもっと報酬のいい会社に鞍替えしました。
取引先を変えて契約をし直すときは契約金を上げるチャンスです。そのときはその会社でのキャリアをアピールしつつ別の会社と前よりも高い報酬で契約できました。
後から考えると私のスキルがすごかったということではなくて、そのひどい社長が人件費をかなりボッタ食っていただけのようでした。
変な相手と仕事をしていると色々と損なので気を付けましょう。
自社でも常駐先でも当たり外れはあるぞ!
イヤな職場だったら黙っていないで営業あたりに説明して早めに契約を切ってしまったほうが楽だぞ!
ギバー・マッチャー・テイカーでいうところのテイカーで奪うばかりの人と関わると損ばかりするから関わらないほうが賢いわね
平均すると給料が安い会社のほうが人使いが荒くて、逆に給料が高い会社のほうが人材を大事に扱う傾向がある
この意味でもある程度までは高給取りを目指してがんばったほうがいいんだ
とはいえ、高級だけど長時間労働になりがちな会社もあるからその辺は自分でメリット・デメリットを判断してくれ
一般論ですが、基本的には人の考え方や行動を変えるのはかなり難しいです。
変な社長に善悪や判断方法を教えてあげても「社長に文句を言う生意気な奴だ」と思われるくらいで相手を変えることはまず出来ません。
どうにもならないので問題を解決するにはその人との付き合いは止めたほうが確実です。
ということで、早めに手を切ってしまったほうがいいということになります。
これは大事なことなので知らなかった人はよく覚えたおいたほうがいいです。
ちなみに、これは家族・友人・恋人などでも同じです。無理強いは止めておいたほうがいいです。
どうしても変わってほしいときは気持ちや判断の根底にある信念レベルで健全化していくのがおすすめです。
プログラマーには戻りにくい
エンジニアの下流工程に当たるのがプログラマーです。最近のWeb系だとコーダーとも言います。どちらもプログラミングを行う技術職です。
スキルアップするとリーダーやマネージャーなどの管理職にキャリアアップしていきます。システム系だと交渉や設計、スケジュール管理担当のSEです。
このタイミングでプログラミング作業をやらなくなることがあります。
当然、プログラミングのスキルは下がっていきます。元のプログラミング職には戻りにくくなります。
給料も下がってしまうデメリットやプログラミング職には若手が多く歳を取ると仲間に入りにくくなるのも問題です。
プログラミングをしない職種にキャリアアップしてしまうとプログラミング職には戻りにくくなるので注意してください。
それ以外ならだいたい大丈夫です。リーダー⇔マネージャー⇔SEなどは後からでも変えられます。
自社内なら職種は何年か固定されますが、クライアントワークならプロジェクトごとに担当が変わるので自然に変わっていきます。
技術責任者・CTO・テックリードなどはどうかというと、プログラミングから離れた時間の長さや年齢で変わってきます。
若ければ戻りやすいですが、基本的には収入が減るデメリットが大きすぎます。
プログラミングをやりたいなら現場の作業を効率化するツールを作るくらいで我慢しておいたほうがいいです。
マネージメント職に実装作業をやらせるとプロジェクトとしても生産性が落ちるので致し方ありません。
少人数の会社ならCTOからマネージャーやリーダー、コーダー、ネット管理まで兼任しやすいので狙い目です。
忙しくなりますがやりがいはあるので充実したエンジニアライフを過ごせるでしょう。デメリットは幅広い知識と長めの作業時間が求められることです。
まとめ
- 目指す仕事をしている現役の人に相談するのが一番効果的
- 直接相談出来ないときはSNSや掲示板などで試す
- 経験談も参考になる
- 職種/業種が違う人のアドバイスは当てにならない
- 万が一うまくいかず元の職に戻っても何とかなる
- チャレンジしないと人生の終わりに後悔する
相談するなら現役の人かせめて経験者ではないとまともな答えは返ってきません。
ですので、すごくいい人であってもそういう現役や経験者以外の人からのアドバイスはあまり当てになりません。
相手に悪気はないのでしょうが的を得ていない答えは役に立ちません。
進路指導の方や転職エージェントの人たちはいいアドバイスをくれることもあります。ですが、基本的に就職・転職を目的としたポジショントークでもあります。
ですので、実際の仕事については自分で考えてスキル/キャリアアップしていきましょう。
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