迷いの原因はよく分かっていないことにあります。人は経験しないと心から納得することはできないので、実は正確にはやってみないと分かりません。
塩ラーメンとみそラーメンのどちらが好きか聞かれたときに「塩」「味噌」「どちらでもない」と答えられるのは食べたという経験があるからです。
仕事は人生の一大事ですからやる前にどうなるのか知りたいところです。残念ですが、それはできないので開き直って試してみないことには分かりません。
自分との相性やスキル適性なども試してみないと分かりません。いろいろなメリット・デリットを考え、両立できないものはどちらかを選んでトレードオフしていくしかありません。
人の意見やネット情報を調べることは出来ますが、それは他人の意見・感想であってあなたの考えではないので納得できるとはかぎりません。
ある程度まで調べたら覚悟を決めてやり始めるしかありません。
人生はよく分からないまま良さそうなのを試していくしかないんだ。
それが出来ないと考えるだけでいつまでたっても何もできないよ。
やってみればその仕事と自分の価値感がさらに深く分かるようになります。またそのときに続けるか新しい選択肢を探すが考えるしかないのです。
それでも、調べられるところまでは調べたほうが納得感や満足感が高まります。
やってみないと分からないものの、より多くの選択肢から自分の得意分野で好みのものを選べば、それがその時点でのベストチョイスになります。
そのためには選択肢を網羅的に把握すること、自己分析してスキルと価値観を自覚することが大切です。
価値観が判断基準の元だから、成功・自由・お金・時間とかから自分が何を重視しているか、何を求めているのかちゃんと自覚しておくといい。
そうすればその優先度に従って比較して判断できるようになる。
この記事ではITエンジニア/プログラマー/SEなどのコンピューター技術者になるルートを説明します。
しっかり自己分析して自分の希望や新卒/転職などの状況にあわせて最適なものを選んでいきましょう。
就職/転職の基本ルート
業界に入れるパターンを先に理解してから、自分が実現できそうなルートを狙っていくのがおすすめです。
エンジニアは平均3年で職場を変えているというデータがあります。
キャリアアップしていけば、最初の入り口はあまり関係ないので、初めからレベルの高いところを狙う必要はありません。
自分の人生をどうやって良くしていくか考えて、自分のルートを選ぶのが人生というものです。
- クラウドソーシングワーカー
簡単になれるが実績を積むのは難しい、仕事さえ取れれば一定の評価はえられる - ブラックSES
会社/案件ガチャだが低スキルでもチャンスあり - アルバイト
就職/転職ではないが実務経験さえ積んでしまえばこちらのもの - 運用インフラ
初めは非エンジニアに近いが運用を極めたいならあり - エンジニア系講師/メンター
未経験よりはマシなキャリアが積める - 派遣会社
エンジニア案件だけ受けていけば実質SESに近い - 一般SES
普通に実務経験を積めばキャリアアップ可、就職先としては悪くない - 副業エンジニア
プロのスキルが求められるので難易度は高め - フリーランス
仕事さえ取れれば実務未経験でもなれる - 一般企業の開発部門
ピンキリだが新卒からの就職では狙い目 - 受託開発
リーダー経験しやすく、評価も高め(※これ以降は狭き門) - 自社開発
エンジニア評価を高めやすいが仕事は単調になりがち - スタートアップ
努力次第だが成長できてお得、基本忙しい - SIer
上流工程しかやらないとエンジニア市場価値を上げにくいので注意 - 大手企業の開発部門
高学歴などでないと普通に入りにくい - メガベンチャー
元社員の肩書が一生使えてお得、一度は入っておくといい - ビックテック(GAFAM)
強力なキャリアになるが最難関、チャンスがあれば最優先でチャレンジしたい
専門や大学からの就職とスクール卒や独学での就職、また転職では条件がかなり違います。
ですが、難易度をイメージするためいっしょに扱っているので注意してください。
基本的には、受託開発企業以降の新卒入社は難易度が高いのでスキルに自身のある人以外には難しいです。
多くの人にとっては、経験を積んで中途入社を目指すほうが現実的です。
一般企業と同じで、大きな企業ほど人気があり競争が激しくなります。当然、高学歴なほうが有利になります。
- 派遣会社
自分で案件が選べるので案件ガチャが回避できて、努力次第で実務経験が積める - 一般SES
案件ガチャのリスクを会社に要望や苦情を出して減らせば悪くない - アルバイト
業界に入りやすく、まともな実務経験を積みやすい
開始難易度が低めで、ちゃんと実務経験が積めそうなのがこの3つです。
理系大生なら自分で探して一般企業の開発部門以上を狙うことでしょう。
ですが、それ以外のスクール卒や転職ルートなら、入りやすいこの3つのルートが現実的です。
案件ガチャ以外では、派遣が客先の指示に従って働く派遣契約で、SESは自社の指示に従う業務委託契約という違いがあります。
アルバイトは就職ではないので社員ではありませんが、可能性のある裏ルートです。
仕事さえできるようになれば、低賃金を条件に社員にしてもらうなど実務経験の経歴を増やしやすくなります。
エンジニア市場で求められるのは実務経験であり、社員経験ではありません。
探せば、アルバイトであることと隠さずに説明しても、実務経験として評価してくれる会社もあるでしょう。
そこでも最初は低賃金かもしれませんが、2年も我慢してフリーランスになれば2~3倍の年収アップも期待できます。
3倍年収アップというとインフルエンサーのあおりみたいだけど、バイトの時給から比べれば本当に狙える範囲だよ。
社員とフリーランスはどちらいいか?
社員の方が組織に守られ責任が少ないので精神的ストレスがフリーランスより少ない傾向があります。
ただし、サービス残業やパワハラの多いブラック企業は精神的に辛いですから、まともな会社であればという条件付きの話です。
社員に保証があるといっても、主にお金で保証されるわけですから、トータルで収入が多くなるフリーランスのほうが有利です。
フリーランスでもお金があれば、社員保障と同等かそれ以上の医療サービスなどを受けられるからです。
フリーランスは営業や経理も兼ねるので、仕事の以外で、契約や税金の処理などに時間を取られるのがデメリットです。それらの調査や学習にも時間がかかります。
精神的ストレスは職場を転々とするフリーランスのほうがやや高くなりやすいです。
職場を転々と変えるSES社員は社員であるメリットが少ないので、やや条件が悪いです。
ストレスは、社員やフリーランスという契約の違いよりも、会社の性格に依存するところが大きいので、よい会社に入れれば、どちらでもあまり関係ありません。
結論としては、ホワイトに近い会社なら社員のほうがいいですが、ブラック企業ならせめて収入が多いフリーランスのほうが有利といったところです。
ホワイト企業であっても、すでに終身雇用がなくなったことを考えると、定年前に会社を変えざるをえない可能性が高いです。
転職を考えると最終的にはフリーランスのほうがやや有利ではないでしょうか。
結論を書いてしまいましたが、もう少し詳しい説明を次以降の項目でしていきます。
精神的には社員のほうがやや楽になりやすい
社員は、保証や会社組織に依存できることから、心理的なストレスが少なく精神的に安定しやすいのがメリットです。
フリーランスは心理的に常に一定の緊張感があり、毎回、自分で仕事を探さないといけないというストレスがあります。
新しい職場に入れば、その組織に馴染むまで一定のストレスがかかるので、人間関係も慎重にならないといけない部分があります。
社員なら、日本の終身雇用制度が崩壊したとはいえ、会社組織に属して守られている安心感がフリーランスよりは気楽です。
新人時代は先輩から指導を受けられ、年を重ねるごとに社内での地位が高まり、まわりから大事に扱われるようになっていきます。
ここまではまともな会社の話でしたが、ブラック企業やパワハラ上司が幅を利かせているような会社は話が違います。
終身雇用がないのにサービス残業、サービスの休日出社/休日イベント参加/勉強会などのただ働きが多いのは損です。
安心感がなく給料も安いなら、他の企業に移るか、フリーランスになったほうがいいです。
金銭面は会社の保証以上に稼げるフリーランスが有利
社員のほうが保障があっていいとよく言われますが、保障は基本的にはお金でされます。
そのため、フリーランスでも保証の期待値以上の金額を稼いでしまえば、社員よりも有利な状態になります。
お金さえあれば、社員保証よりも品質の高い医療などを受けられます。
社員の失業保険はお得ですが、病気になったときの手当や厚生年金などが、トータルでフリーランスの収入を超えることはまずないでしょう。
フリーランスは報酬が多く、会社からの圧力やサービス残業、サービスイベント参加などをさけやすいです。
お金さえ貯めてしまえば老後も一定以上の生活の安全を確保できるところもメリットです。
【抜け道】バイトからフリーランスを目指す戦略
バイトで採用されて1カ月くらいしたら、まず自分が役に立っているか、スキルは大丈夫か上司に聞いてください。
「まだまだだが、それなりに役立っている」と言われたら、業務委託契約への変更を頼んでみてください。
報酬の合計金額はほぼそのままで、業務委託契約に変えるだけなら、それほど難しくはないはずです。
「それくらいならいいだろう」ということで、契約を変えてもらえれば晴れてフリーランスの仲間入りです。
その後は、キャリアが1年を超えたら市場価値が出てくるので、契約は継続したまま、エージェントやWantedlyなどで、次の案件を探しましょう。
要望を出すときに、いったんジャブで時給アップを希望してもよさそうですが、受け入れられてしまうと業務委託契約への道が遠のいてしまいます。
ですので、おすすめではありません。
交渉が得意な人なら、時給1000円から2000円へのアップを希望した後に業務委託契約への契約変更を希望するという手もあります。
ですが、駆け引きは相手の方が経験が多く得意でしょうから、やらないほうが無難です。
気になる人は、契約変更に成功した後に「もし時給アップをお願いていたら、いくらくらいいけましたか?」などと、聞いてみるならあまり問題ないでしょう。
実際に聞くときは、安い金額を言われても精神的ダメージを負わないように、心の準備をしておきましょう。
試すなら中小企業のほうがいい。社長からOKが出ればいけるはずだよ。
エンジニア転職がうまくいかない人は試してみて。
大企業は融通が利かないから、途中で変更するのは難しいかもしれない。
「個人事業主の採用審査を受けてください」とか普通に言ってくるかもしれないから注意してね。
迷いをなくす方法:適切な評価軸と価値観の深掘り
塩ラーメンもみそラーメンも両方食べたことがあるのに迷って決められなかった人もいるでしょう。
優柔不断だからだと言って納得せずに深掘りして原因を考えると、それは価値観や比較する分類にあります。
ラーメンを判断する要素は塩・みそだけでなく、麺のタイプやそもそもの味のレベル、トッピング、見た目などいろいろあります。
値段や健康といった食べることとは直接関係ない要素もあります。
迷っちゃう人は決定的な判断基準がないということだから、両方同じくらい好きとか、基準がトッピングとか健康とか違うところにある人だろうね。
数学や物理学と同じですが、正確に比べるには比較軸(次元)をそろえないといけません。重さと長さを比べられないように価値観の次元が違うと比べられないからです。
味なら味と、値段なら値段と比べた後に、それぞれのバランスを考えて判断したほうがより正しい判断になるんだ。
それでは塩とみそでラーメンの好みを決めにはどうすればいいでしょうか?
塩やみそはスープの味のことなので、この質問は本質的にはスープの違いを問うものです。スープに自体の好みを考えればより適切な答えになります。
スープの特徴といえば主に味で、次に麺やトッピングとの相性あたりでしょう。
ですので、まずは塩とみその味のそれぞれの平均を比較して、同じくらいだったら次には麺を、また同じならトッピングとの相性を考えれば的確な答えになります。
勝負がつかないなら、同じくらいというのが答えになります。
このように比較軸を探し出してひとつずつ比較していけばより適切な答えを得ることができます。
さらに具体的な比較をする以前に、判断は本質的にはその人が持つ根本的な価値観に影響されています。
自分の価値感を深掘りして自覚しておくと、迷ったときも納得しやすい判断が素早くできるようになります。
食べ物なら味より健康だとか自覚できている人なら、塩ラーメンは塩分が多そうだから味噌がいいなどと判断しやすくなります。(※実際には塩分が多い食事のほうが健康的だというデータのほうが有力ですが)
結論としては、自分の根本的な価値観を自覚して、比較要素を細かく分類して適切に選べれば迷いはなくなるということになります。
逆に答えにくいと感じた質問は要素に分解して次元をそろえてもらうと答えやすくなっていきます。
普通はラーメンスープの味とか犬猫どっちが好きとかの質問はそもそも感覚を聞いているだけだから思いついた方を勘で答えるのでいいけどね。
今回の話はエンジニア的な論理的思考力を高める意味で真面目に考えてみるといいよ。
選ぶときの優先順
まずは自分が得意なことが重要です。これもやってみないと分かりませんが、他の人よりうまくできたり、早くできたり、楽にできるようなことがあなたの得意なことです。
自己評価ではなく、あくまでも客観的に他人と比べて優れている点を探してください。
何も見つからないときは、比較的マシなものを選んでください。
見つからないとすれば、自分の基準が厳しすぎるか、経験不足かのどちらかでしょう。もう少し基準を下げたり、実際にいろいろ試したほうがいいです。
複数あるとか全部得意な人はどれもうまくいくでしょうから勘で決めていいです。
単純化すると、エンジニアは実装(プログラミング)⇒設計⇒管理(リーダー/マネージメント)という順でキャリアアップしていき、小さいプロジェクトではそれらをひとりで兼任することもあります。
学習中でも就職してしまった後でも方向転換はできるので、そのときどきで自分の能力が活かせる選択肢を選んでいくといいです。
次に優先すべきは好きなことです。やってみて楽しかったり、うれしかったり、期待が高まったりするのが好きなことの特徴です。
お金や自由時間などは「得意」や「好き」よりも優先度の低い補助的な要素と考えたほうがいいです。これらは仕事の本質から外れているからです。
好きなことは続けていくために大事なことです。イヤになって違う仕事に就くとまた振り出しに戻って学び直す羽目になります。これでは効率が悪いです。
- 得意が活かせること:成功しやすい
- 好きなこと:続けやすい
- その他:お金・時間・リモートなどは好みで良い
基本的に苦手なことを選ばなければ、どの道を進んでもスキル・経験が増えて活躍できるようになっていくはずです。
すごく好きだけど苦手なことは、せっかくですが仕事にはせずに趣味に留めておいたほうが賢いです。
好きならことは続けてると思うけど、やり続けてるのにスキルが低いとすれば、センスがいまいちなのが原因だろう。
歌が下手なのに歌手を目指すようなことはすべきではないんだ。
進学・学習ルート
未経験のまま就職するならなるべく偏差値の高い理系大の情報/工学系が有利です。
このルートならポテンシャル採用になるので入社時にPG(※)スキルがなくても研修で教えてもらえるチャンスもあります。
(※PG=プログラミングの略)
そのほかはスキル・ポートフォリオのレベルか偏差値が高い方が有利になります。
すごいポートフォリオを作れて人並みのコミュニケーション力があれば学歴に関係なくIT企業に入社することができるでしょう。
進路は自分がなるべくスキルアップできそうなものを選ぶといいです。それをこのサイトの予想でランキングにしたのが次です。
ちなみに学生と社会人の転職組のパターンが混ざっているので自分の立場に合わせて考えてください。
企業面接に有利な順(※このサイトの予想)
- 理系大学の情報/工学系:未経験就職の理想はこれ、高校生なら高偏差値大を目指そう
- PGスクール:現実的、高偏差値以外の学生と転職組ならこれが近道
- PG系専門学校:PGが学べるなら妥当
- PG系短大:数が少なく選択の幅が狭い、時間もかかる
- 文系大学/短大:PGはほぼ学べないので独学やPGスクールで学ぶ、Fランでもチャンスあり、SE狙いも可
- 職業訓練校:PGが学べるものの評価されにくい、敷居が低いのがメリット
- Webサービスなどで独学:挫折率9割といえどスキル/ポートフォリオ次第
- クラウドソーシングで仕事を受ける:スキルがあれば可、ただし未経験からはイバラの道
今、高校生の人ならなるべく高偏差値の理系大を目指したほうが有利です。
高校生でも転職組でもいけるPGスクールは学習期間が短く早く就職してエンジニアとしての実績を増やしながらスキルアップできるのでなかなか賢い選択になります。
エンジニアとして会社に就職すると学歴で給料が少しは上がる可能性があります。
ですが、フリーランスになってしまうと関係ないので早くフリーランスになって高収入を目指したほうがトータルでの収入が多くなりお得です。
今は日本最大の企業であるトヨタ自動車が終身雇用を止めると言ってしまった関係で終身雇用がなくたっています。
サービス残業や不本意な仕事で企業のためにつくしもて会社はその努力をあまり認めてくれず中高年になるとリストラされる可能性が高くなっています。
どうせひとつの会社で働き続けることは難しいのでフリーランスを目指した方が金銭的なメリットが大きい時代になっています。
学生で親に学費を出してもらったり、親戚や金融機関から借りられるなら大学・短大・専門・職業訓練校に行くのもいいでしょう。
ただし、エンジニアに関係ないことも学ばないといけないのでどうせエンジニアになることを考えると効率が悪いです。
何年もかかってしまうので歳を取ってしまう点でも就職に不利になり、収入を得られる時期も遅れるのでPGスクール組からは後れを取ることにもなります。
就職/収益までのルート
就職/収益ルート(おすすめ順)
- 大企業にエンジニア就職:大企業の肩書がその後も使えて有利
- スタートアップ企業と契約:高級が狙えるエリートコース
- 自社開発企業にエンジニア就職:ここまでは勝ち組感がある、Iターン/アルバイトなどで実績を作っておこう
- エンジニア社員教育がある企業に就職:違約金などデメリットがなければまずまずの選択
- SESにエンジニア就職:多少評判が悪いがスキルアップして転社すればOK
- エンジニア系アルバイト[※就職ではない]:SESと同じでスキルアップすればOK、職歴を付けたくないときはこちら
- フリーランス[※就職ではない]:スキル次第ではいきなりなれるが会社経験もしておいたほがいい、これも職歴が付かないが技術経歴が増やせる
- エンジニア経験なしでSIerにSE就職:大卒/転職ならチャンスはあるがエンジニアに軽く見られるのでおすすめではない、肝心なつぶしが効かない
- Webサービス/アプリの企画職:アイディアのある人はエンジニアの基礎知識を活かしてこちらに進む道もある、こちらもSEと同じくエンジニア軽く見られてつぶしも効きにくい
誰でも知っている有名企業や有名サービスの開発会社の肩書はイメージがよく評価されやすくなり、エンジニアからの一定のリスペクトも得られるのでかなり有利です。
採用されたり、案件を引き受けるチャンスがあるなら条件が多少悪くても働いておいたほうがお得です。(辞めるのは簡単)
企業の人と知り合いであったり、SNS で人格的に評価されるなどしてスキルなしでも雇われてそこで働きながら学べることもあります。
ですが、これはコネがないとムリなので狙って出来ることではありません。例外と考えたほうがいいでしょう。
方法は何でもいいのですが会社に入り込んで実績を付けてしまえばエンジニア市場で価値が高まり他の企業から採用されるチャンスがあります。
スキルが平均以上になるまで日々勉強という感じになりますが、入ってさえしまえば後は何とかなるものです。
就職するか案件を自分で受注できるようになるまでは主にポートフォリオで評価されるのでなるべくいいものを作って人に見せられるようにしておきましょう。
就職活動がうまくいかないからといって自分のスキルが高いなどと嘘をついたりはせずにレベルの高いポートフォリオ作りを就職活動と並行して進めていきましょう。
SEやIT系企画職はエンジニアの実務経験なしで募集されているものもあるので採用されさえすればすぐなれます。
プログラミング学習の基礎を終えただけで実務経験がない人でも採用されればなれます。
ところが、低スキルや実務経験なしだと現場での発言権が弱くなってしまい、エンジニアからも軽く見られがちになるデメリットがあります。
SEやIT系企画職はエンジニア経験者がなることが多いのでPM(プロジェクトマネージャー)などに出世するには厳しい道のりになります。
それでも向ている人もいます。
単にプログラミングよりアイディアのほうに自信がありコミュニケーションスキルの高めなら活躍できるでしょう。応募してみてもいいでしょう。
とはいえ、現場ではプログラムや技術が分からない人として扱われがちなので覚悟しておきましょう。
高収入を目指すルート
業種は主に次のものがります。
- 伝統のSIer業務システム系 ⇒ SE/PG
- 高給のWebスタートアップ系 ⇒豊富な資金と有能な人材を集めて成功率を上げあるベンチャー企業などの開発業務
- 需要の多いWebサービス/サイト系 ⇒ PGスクールでターゲットにされがち
- それぞれのインフラ/バッチ/バックエンド/サーバーサイド系
- ネットワーク系
給料や報酬の元となるお金というのはあるところにはあります。
そのあるところの代表と業種が次です。
- 政府/行政/金融系やその下請け ⇒ SIer業務システム系
- 大企業や富裕層の新規事業 ⇒ スタートアップ系
- 大企業のエンジニア ⇒ 社員なら高月給+ボーナス、フリーランスの業務委託でも高収入
これをふまえて高収入を目指すルートは次のようになります。
高収入ルートとメリット(好みで選ぼう)
- フリーランス:年収800万くらいまでは一番再現性が高い無難な選択肢
- SIer で PG ⇒ SE ⇒ PM:月収100万以上も狙える
- スタートアップエンジニア:高いスキルが必要(リモートでも高収入が狙える)
- 大企業の社員エンジニア:新卒でも途中入社でも出来るならなっておいたほうがキャリア的にお得
- アプリ:当たれば利益は無限大、自作アプリで独立のチャンスも
- 企業してアプリ/サービス開発:一気に苦労が増えるがスキルと強いメンタルがあればチャンスあり
それぞれのデメリットはこちら。
高収入ルートのデメリット
- フリーランス:収入が少し不安定、歳を取ると仕事が取りにくくなる
- SIer で PG ⇒ SE ⇒ PM:お堅いの社内カーストで風下に立つので気をつかう、ライバルも多い
- スタートアップエンジニア:新企業にフリーランスや社員で参戦する、高いスキルの維持が必要
- 大企業の社員エンジニア:そもそも入社が難しくチャンスも少なめ、当然ライバルも多い、人間関係も面倒
- アプリ:当たらないときつい、利益がでないと会社がつぶれやすい
- 企業してアプリ/サービス開発:一気に仕事が増えて時間がなくなり赤字だとつぶれる
Webサイト系のエンジニアだとイマイチ高給は狙いにくいのですが自分で企業すればいいので、どのルートからでも基本的には高給が狙えます。
フリーランスで営業をエージェントや知り合いの企業などに任せてしまえば税金の処理以外はSESや派遣社員とほぼ同じなので時間・労力ともにコスパがいいです。
自分の自由な時間を優先するか、とにかく高収入を全力で目指していくか、バランスをとるかといったところでルートを選べばいいでしょう。
自由時間重視ならスタートアップでリモートワーク、収入重視なら起業するということになるでしょう。
でも、フリーランスの人たちが集まるとエンジニアなんて結局は時間労働だから不労収益のほうがすごいという話になることがある
エンジニアがいくら高収入だといっても時間労働であって時給をもらって働いていることには違いありません。
エンジニアを雇っている人達はその高給を出してもさらに利益を得ている訳ですから、クライアントにくらべると若干負け組感もあります。
クライアント企業に就職する手もありますが、途中入社だと出世しにくいので肩書が使えるようになるくらいしかメリットがないでしょう。
じゃあ、やっぱり会社を作って社長になるしかないのか?
ひとり社長で企業している元フリーランスの人はそこそこいますが、人を雇っている社長さんたちはだいたい仕事が大変で気苦労も多いし結局税金もたくさん取られるから大変だという人が多いようです。
そこで不労収益を目指すとなると個人開発アプリで一発当てるか、投資の収入を増やすかといった選択肢になってきます。
アプリが当たるかは運次第のギャンブルになるので投資額を増やして配当金収入を増やしていくほうが収益アップの再現性が高いです。
いわゆる金融FIREパターンです。
フリーランスで資産を投資して不労収益を増やしつつ、それ以外の収入もないと不安なのでたまに働くくらいの生活がベターなのではないかと思います。
株とか金融なんて危ないんじゃないの?
そもそもそんのでもうかるの?
金融FIREは再現性の高い人生戦略です。
インデックスファンドなどの比較的安全で安定収益が見込める投資先があるのでそこを軸に投資額と収入を増やしていく戦略です。
利率3~5%はほぼ確実なので1億円投資すると年収300~500万となって人生があがりとなります。
もちろん働き続けて2憶、3憶と目指してもいいですが、どうせ使わないで子供に相続するくらいなので仕事はリタイヤしてしまってもいいでしょう。
実際のところは人は社会的な生き物なので社会の誰かの役に立たないとあまり幸せを感じられないように出来ているのでリタイヤしても復帰する人が多いようです。
毎日が夏休みになってもあまり楽しめないんだな
1億というと宝くじでも当たらないとムリそうなイメージがあります。
ですが、5000万でも年収150~300万になるので十分暮らしていける金額になります。
フリーランスで年収800万もあれば300万くらいは毎年投資できて、さらにその投資からの利益もあわせれば15年もあれば5000万を達成できるでしょう。
意外と現実的なラインにあります。
終身雇用の崩壊で定年という概念も意味がなくなっていくので40代で金融FIREで引退してしまう人も増えてくるかもしれません。
未経験・異業種・30代以上で転職に成功した例
未経験採用の基準がコミュ力や意識の高さなどから、ポートフォリオの質に変わってきています。
実力主義に近付いてきているということです。
その結果、未経験・異業種・30代以上でも、ポートフォリオの質が高く自己解決力や自走力があれば、エンジニアになれる可能性が高まっています。
次の記事は、プログラミング学習を始めたものの心が折れかけている人にも勇気と知恵を与えてくれます。
何をやるべきかわかってしまえば、後はやるだけなので気持ちが楽になるはずです。
参考 元ひきこもり37歳業務未経験女性がバックエンドエンジニアとして地方で採用されるまで
URL:https://qiita.com/yuri_t/items/2b7b29b58ef981198fd8
他にはブランク15年のエンジニアが40代で復帰を果たした例もあります。テック業界がスキル次第の実力社会だというのがよくわかります。
未経験の中高年が転職しやすいのは、アルバイト > SES > IT派遣 > 業務委託くらいの順です。
(補足:アルバイトは転職市場では仕事扱いになりませんが、まともな開発案件に参画していればエンジニアキャリアとしては評価されるチャンスがあります。もちろん、アルバイト契約は早めに止めて、業務委託などの契約へ変えたほうがいいです。)
エンジニアになるという最初のハードルは高めなので、あえてそこでは戦わない戦略もいいです。
収入は実務経験を積めば転職などで増やせます。
エンジニアのスキルは経験年数で計られることが多いので、とにかく先にエンジニアになって実務経験の年数を増やしたほうが効率がいいです。
プログラミングスクールを選んだ人の意見
CANVASというマイナビ系サイトに載っていたSAMURAIプレスリリースの調査が次です。
- 転職や就職をしたい (34%)
- 教養として身につけたい (26%)
- 独学で挫折した (24%)
- フリーランスとして独立したい (17%)
3位の独学で挫折は目的ではなく理由ですが、24%と約4分の1もの人が挫折から立ち直るためにスクールを利用していることがわかります。
2位の教養目的の人も約4分の1もいて世の中のプログラミングへの注目度の高さがうかがえます。
よくある質問
若手エンジニアとは何歳まで?
狭い意味では新卒から5年目まで、広い意味では30歳前後までが若手として扱われます。
明確な基準はありませんが、おおむね30歳以降が中堅、35~40歳以降がベテランというイメージがあります。
エンジニアがやってはいけないことは?
- 共有ファイル/データの削除/編集
- うまくいかないときに相談しない(一人で悩み続ける)
- 確認せずに進める
- 真似をさけすぎる
どれも周りの人に確認すればさけられることなので、確認することが大切です。
後々、大事故につながる行動と分からずにやってしまうわけですが、分かっている人からするととても怖い行動なので注意しましょう。
エンジニアとしてどう成長すべきか?
目的がないと行動できないので、スキルアップしつつ自分が望む道を進めるといいです。数年先のキャリアプランを考えて、実現を目指し努力を続けていけばいいでしょう。
10年先だとどうなっているか分からないので長くても5年先くらいをリアルに予想しておくのがおすすめです。
どうして文系でもエンジニアになれるのか?
理系科目のほうがプログラミングなどには有利になる可能性が高いのは事実です。
ですが、文章やコミュニケーション能力などの文系科目が得意な人は少ないので、その分、有利に働き職場でも歓迎されやすいです。
また、プログラミング学習は論理的なものであり、現代文なども突き詰めていけば論理的な世界なので、文系も理系も論理性が重要だという点は同じなので大差はありません。
本質的には、エンジニアの仕事は文系や理系の暗記学習とは違い、技術を使い問題解決していくというスキルが重要なので、文系理系はあまり関係ないと言えます。
エンジニアの年収はいくら?
派遣や会社員で年収300~500万、経験を積んでフリーランスになると年収600~900万が相場です。
スキルや人脈に恵まれれば、上限からプラス2~3割くらいは狙えます。
他の職種の平均と比べれば、それで年収は十分に高いと言えますが、それ以上を目指すならエンジニアではなく、会社の経営者や特別な専門家にならない難しいでしょう。
未経験のプログラミング転職は何歳まで?
おおむね35歳までが企業が求める基準です。スキルや職種によってはもっと高年齢でも需要はあります。
逆に若手の多いWeb系のフロントエンドエンジニアなどでは、20代でないと需要は少ないといった現実もあります。
人の入れ替わりの激しい業界なので、年齢よりもタイミングが重要です。
欠員が出て、ちょうど人が必要になったときに、企業に十分なポテンシャルがある人材だと判断されれば、50代、60代でも需要はあります。
WebアプリとWebサービスの違いは?
Webはネット経由で利用・構築されたソフトウェアという意味で、ブラウザや専用アプリなどで利用するものです。
Webアプリは人やコンピューターが使う特定の機能を提供するソフトウェアのことです。
Webサービスはコンピューターを連携させることで実現するサービスのことです。
サービスは何かしらの価値や利益のあるものを提供する機能や動作のことです。
Webアプリは広い意味ではWebサービスに含まれ、2つを区別するための厳密な基準はありません。
Webアプリの機能を拡張していけばWebサービスに近付き、Webサービスの機能を特化させていけばWebアプリに近付きます。
意味的には、特定機能の提供を目的としているのがWebアプリ、複合的な機能の提供を目的としているのがサービスと考えれば良いでしょう。
コラム 金融FIREのリスク
金融リスク 世界経済は予測不能
- コロナ禍やウクライナ戦争などで世界経済にはそもそも不安材料がある
- サブプライム/リーマンショックのような金融危機で資産の7割が吹き飛ぶ恐れがある
- 金融資産からの安定収入が途切れたとき困る
世界情勢が不安定なので国内外の金融経済に頼るFIRE生活にはぬぐい切れない不安が残ります。
そもそもリーマンショックのリーマンブラザーズというのは日本でいうと三井・三菱のような勝ち組の大財閥系だったので赤字でも政府が守るからつぶれないとみんな思っていたんですがアッサリつぶれてしまいました。
過去の歴史が信用できない、あるいは裏切られるのが金融ショックというものなのかもしれません。
後から考えれば単純だったりもしますが、当事者の私たちとしては予想は困難を極めます。
金融危機は歴史的には10~20年ごとに起こるもので誰にも予想できず止められもしないので投資に手を出すのはコロナ禍が落ち着くまで待った方がいいかもしれません。
現状では恐らく感染症関連の人口減少で経済が縮小するのでその影響で株などの金融経済もその他の実体経済も縮小しインフレ化が続くと考えられます。
経済に流通しているお金の全体の量が変わらずに、お金を使う人だけが減るので一人当たりのお金を使ったりかせいだりする量が増えるのでインフレ化して物価が上がる見込みです。
例えば子供銀行のお金が全部で1000円あるときに、子供が4人で遊ぶときはひとり250円ずつしか分けられませんが、2人で遊ぶと1人500円で2倍も分けられるようになり使える金額も倍になるのと同じ仕組みです。
インフレでは同時に持っているお金の価値が相対的に減ることがポイントです。
物価が2倍になると貯金の交換価値が半分になると考えておけばいいでしょう。
インフレとは逆で人が減ると物やサービスへの需要も減るので売れなくなり値下げされるので意外とバランスが取れたり、災厄でみんな守りに入ってお金を使わなくなる可能性もあります。
そうすると逆にデフレになる可能性もあります。
ちなみに世界系税は年率3.5%くらいのインフレ傾向が続いています。
わからんなぁ
で、どうしたらいんだ?
世界的にインフレになるなら物価が上がって物の価値が下がるから早く不動産とかゴールドとか価値の変わりにくいものを買っとけばいんじゃないか?
世界的にデフレになるなら株価も貴金属も値下がりするから貯金したままのほうが得だろうな
今、ちょうどウクライナ戦争のまっただなかなのでゴールドの相場は上がっています。(インフレ)
コロナで予想以上の人たちが亡くなってしまうとどうなるか予想がつきません。
人が減れば土地を使う人も減るので不動産の価値は下がるでしょう。
生産者と消費者が同時に減るので一気に経済が停滞してインフレ化が進む可能性もあります。
最悪、ドルや円などの通貨が崩壊して価値が下がり新通貨に切り替える可能性まであるのでインフレならゴールドなど貴金属に変えておくのが無難でしょう。
ところが、今は金相場が上がっていてあまりお得感がありません。
インフレ・デフレなど物価や経済動向が正確に予想できればおおもうけできるのですが素人にもプロにも予想はかなり難しいので困りものです。
そういうよく分からないときの資産運用は分散投資をするのが定石です。
今はアメリカのドル経済が危ないと見られています。
コロナもひどいけどバイデンが暴れてて世界中が迷惑してるんだぞ
この先は中国が世界のリーダーになるんだってさ(知らんけど)
日本は島国で国内情勢が安定しているので円は比較的安全な資産です。
もしもにそなえるなら今なお発展中の中国元やプラチナ・ゴールド・シルバー・などの貴金属も鉄板です。
それらに3分の1ずつ資産を移して運用するといったやり方が分散投資です。
アメリカのドルや株式などはさけたほうがいいのですが、英米EUはかなり親密につながっているのでそのあたりは全体的にさけたほうが無難です。
アメリカが倒れたらイギリス・ヨーロッパまで連鎖的に倒れる恐れがあります。
そのときは残念ですが日本もたぶん巻きぞえを食って停滞して中国ロシアが世界の主導権を握るでしょう。
ロシアも戦争中で経済制裁を食らっていてこの先も何があるか分からないのでさけたほうがいいでしょう。
素人予想になりますが、今投資するなら資産を分散しておくのが妥当でしょう。
仮装通貨・ビットコインという手もありますが、基本的にはドルなどの各国の通貨に価値が裏付けされた通貨なのと、そもそも相場が不安定なので素人が手を出すのは危ないです。
予想の当たり外れに責任をとる人もいませんし、申し訳ないですが、詳しいことは自分で調べて自己責任でお願いします。
リーマンショックは予想と逆だったろ
コロナ禍も完全に予想外だったけど平和とは逆になったな
ウクライナ戦争もまさか21世紀に先進国が戦争するとは予想外だったろ
だからギャンブラーなら逆張りしてることだな
ワクチンメーカーやロシア企業の株を逆に買う訳よ
アメリカ企業だって全部つぶれる訳じゃないんだから鉄板のGoogleとかアマゾンとか買っとけば生き残って相対的に価値が上がってもうかるかもな
まぁ俺はやらないけど
自分はやらんのかい!
俺は世間の流れに身をまかせる
コロナ禍も戦争も俺たちが止められるものでもないだろ
いくらなんでも俺たちが皆殺しにされたりはしないだろうし金なんてのはまた稼げばいんだよ
まぁ、考えてもしょうがないかもな……
5年、10年先の未来は分からないし、
予想が外れたときのダメージが大きい
だから、3年くらい先を予想して動くくらいが現実的なところだな
3年先の予想ならそこそこ当たるからな
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